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正しい動き

2020.06.19 | Category: 院長ブログ

正式な所作など習ったことがありません。茶道や華道、武道等々でも「その道に関する作法」は習っても起床してから就寝の全ての所作を知っている人は少ないと思います。しかし正しい所作は知らなくても「ある程度の正しい動き」は分かるものです。例えば歩行時に爪先が進行方向に向いていない「外向き」「内向き」となっていませんか?歩行時の爪先は前方方向だとしても階段、特に急な階段、それも幅が狭いとなると途端に爪先と一緒に膝まで外側に開いたりします。何故そんな動きになってしまうのか?それは「それが楽だから」です。急な階段を上る時には爪先も膝も開けば楽に上がれるからです。ではもしも舞妓さんが同じ階段を上るとしたら?逆に爪先も膝も極端に内側に閉じて上る筈です。以前「人間ウォッチング」の投稿でも記述しましたけど平坦な道を歩いているだけなのに真っ直ぐの板の上を歩行するような美しい通行人が少ないことに驚きます。893映画を観て映画館から出て来た人は膝も爪先も外向きでポケットに手を入れて肩を揺らしながら意気がって歩いているから直ぐに分かると昔聞いたことが有ります。歩き方が悪ければ足首や膝が痛くなります。テレワークが多くなり猫背や偏った座位姿勢を長時間続けていれば「肩凝り」「頭痛」「腰痛」等。下の物を拾う時に膝を十分曲げなかったり腰をしっかり折らなかったりすると腰痛になります。親が口煩く言う「躾(しつけ)」とは、身体が美しいと書くわけですから自然な動き、窮屈な動きではなくて、同時に故障し難い正しい動きです。ナヨナヨした動きや艶の有る動きをしろと言っているのではありません。関節本来の正しい動きと筋肉本来の柔軟性の積み重ねが癖になって老後を左右します。親の言うことは聞くものだと今頃分かりました。

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全快堂

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院長宮木 謙三