東洋医学に詳しい人や、このブログを読んでいる人なら「肺が皮膚を司る」と理解して頂けると思います。「優れた西洋医学が科学的に考えられている現代に東洋医学を信じるなんて馬鹿じゃないの?」と多くの人が考えています。現に私も「非科学的だ!」と何度も言われて悔しい思いをしてきました。しかし今回また一つ東洋医学の考え方に「微かな光」が差しました。7月2日の「中日新聞」に『下垂体に副作用 生存期間「長く」』という記事が有りました(詳しくは記事を読んで下さい)。名古屋大学附属病院の研究結果で、簡単に説明しますとノーベル医学生理学賞受賞の本庶佑氏の発見を基に開発された「がん治療薬『オプジーボ』」が「悪性黒色腫」と「非小細胞肺がん」の患者に投与され、副作用が出る患者ほど生存期間が長いというものでした。それは素晴らしい発見で今後の医療の発展に大きな足跡を残したと思いますが、今回私が訴えたいのは「その副作用と生存期間の関係」が悪性黒色腫という「皮膚がん(皮膚)」と非小細胞肺がんという「肺がん(肺)」にスポットが当たった点です。多くの人が「偶然」で片付けるでしょう。逆に私もこれで「肺が皮膚を司るという東洋医学独自の理論が証明された」なんて言いません。しかし「肺と皮膚」が「何らかの関連性が有る」という推測が出来て僅か、ほんの僅かな小さな一歩ですが前進したと私は考えます。「新型コロナウイルス殲滅」が最優先課題ですが完全解明がされてない今は多方面からの研究が殲滅の糸口に繋がるかもしれません。