私の好きな俳優さんが亡くなりました。芸能人は一般人と比べて露出する機会が多いです。そうで無ければ売れていない=仕事量が少ない=生活出来ない訳で、多くの人々に知られれば知られるほど芸能人に対して「好き」と感じる人と「嫌い」と感じる人が増えるのは当然です。しかし誰でも「好かれたい」迄は無くても「嫌われたく無い」くらいは思って当然ですし、芸能人が「大嫌い」と言われたら仕事量にも影響を受けて芸能界での存在にまで影響を受けてしまいます。だから芸能人は一般人よりも「人気」に敏感なのかもしれません。仏様、キリスト様等々世界中には色々な神様と呼ばれる方々でさえ異教徒からは慕われていないのですから人が全ての人々から好かれる筈が無いのは当然です。ここから東洋医学的に「人気」を考えてみたいと思います。太極拳や禅を行って居られる特別な人たち以外には馴染みの少ない「気」は、そもそも「動き易い」ものです(偉そうに伝えている私も分かっていません)。「気がつく」人のことを「気が回る」「気遣いの人」と言い、「ボーッ」としている人のことを「気が抜けてる」といい「気合いを入れろ」と怒鳴られる等々、日本語には「気」が付く言葉遣いが非常に多いのに日本人は「気」に対して無頓着です。どちらかと言えば「気」は温かいものですから上昇し「カッ」となる(熱くなる)と「頭に血が昇る」という表現をしますし逆に「気を鎮めなさい(冷静に)」とも言います。「気」が存在する部位の理想は「丹田(たんでん)」という臍(へそ)の下で座禅の時に手を置く部分です。このブログには度々『梅核気(ばいかくき)』の話をしましたけど、本来なら丹田に存在するべき「気」が春先の温かい気温に触発されて上昇してしまい喉にぶつかると咳払いしたいような何か喉に詰まっているような気持ちになることが梅核気の症状です。すると不機嫌になり更に「気」が上昇すると頭痛、肩こり、不眠、耳鳴り、めまい等々上部の症状が噴出してイライラは頂点に達します。それが内向きなら脳内出血ですが外に向かうと「春先は変な人が多い」と。嫌な事件や事故は春先に多いのは偶然ではないのかも。人は「移り気」です。好きな食べ物も毎日食べていると嫌いになったり他に更に美味しい食べ物が出てきたりブームに流されたりします。逆にブーム(人)に流されない人も居ます。勿論しっかりした自身の考えが有れば良いのですが「人と一緒が嫌だ」という理由だけの反発心で人と違う行動やファッションをする人も居ます。そういう人は学校生活では校則に違反する人や目立ちたいだけの人も。思春期のホルモンバランスが不安定だと理由も無くイライラしたり泣き出すとか親に反抗したり荒れた生活を過ごす人も居ます。SNSの発達に無記名が加わりイライラを他人にぶつけてストレス解消をする輩が多くなって問題になっています。「無記名だから言いたいことが言えるのに記名式にしたら発言出来なくなる。権利を奪うな!」と、如何にも正しいことを言っているかのように訴える人も居ます。しかし人はとにかく勝手な生き物。自分の意見を正当化しようと屁理屈を並べます。しかし堂々と発言出来ないなら発言する権利は無いと考えます。発言には本来「責任」が付きまとうものです。「誰がいつ発言したのか」が分からなければ質問したくても無理で真意も確認出来ず間違って伝わることも考えられます。また中には何でも反対する「天の邪鬼(あまのじゃく)」も居ますが、天の邪鬼は「鬼」ですから人の醜い心です。それを逆手に取って「炎上商法」なんてのも有りますから始末が悪い。迷惑YouTuberは駄目ですよね。そんな鬼の発言を真面に受け取ってしまって悩んでいる純粋な人も居ます。今回の原因は分かりませんけど近い立場の方々の話によると友人に対する非難を庇って「とばっちり」を受けていたとか「アカウントを乗っ取られた」とか有ったそうです。やっぱり「無記名」は駄目でしょう。国会でも問題になっていますけど早く法整備して悲劇を繰り返さないようにする必要が有ります。でも一番駄目なのは命を絶つことです。コロナで生きたくても亡くなってしまう人も居ます。どんな理由が有ろうと命有る限り精一杯生きましょう。