日本の最も弱い点が露呈しています。それは「一極集中である」ということ。災害が有ったら困るとデータを沖縄に移したりしていても、やはり東京有っての日本、日本は東京で持っているのが現実です。その東京の感染者数が減りません。しかし東京の人々の足並みが揃わないのが現実です。その足並みを揃える方法は一つしかありません。本当は複数の選択肢が有りました。しかしその時を政府が無駄に過ごしてしまった結果たった一つしか選択肢が無い状況にしてしまったのです。それは国による強い指示しかありません。そうしなければ医療崩壊は免れません。看護現場の「心ない言葉」には憤りを感じます。色々な犠牲を強いられながら逼迫している医療現場で働かれている看護師の皆様には感謝しても感謝しきれないです。しかし今回はその逆も有ることを知って欲しいです。それは全快堂に来ていた高齢者の患者様が来れなくなりました。理由は「新型コロナウイルスの感染リスクが有るから全快堂に行くなと娘に言われたから」ということでした。娘さんは看護師で勤務されています。その医療従事者の発言力はハッキリ言って大きいです。一緒に来ていたもう一人の患者様は明らかに動揺していましたので「心配なら来なくていいよ」と伝えましたが結局一人で治療に来ています。それは今年の二月の話で結局は今のところ全快堂の患者様で新型コロナウイルスに感染したと聞いた患者様は一人も居ません。逆に私は娘さんが看護師の患者様の通院を御断りしています。何故なら娘さんが新型コロナウイルスに感染して通院希望の患者様に感染して全快堂に来た時に「全快堂で感染した」と言われる可能性が高いからです。娘さんが十分注意しているとは思いますけど「絶対大丈夫」とは言えませんし私としては他の患者様を守る義務が有りますから安全が最優先で利益は後回しです。日本は昔から人命軽視の傾向が有ります。太平洋戦争時にパイロットの命より物資の困窮から飛行機を優先しました。飛行機は数ヶ月で作れてもパイロットの育成には何年、何十年の月日が必要なことを計算出来なかったのです。今の医療現場が似ているように感じます。看護師の犠牲の上に成り立っていますけど残っている看護師の方々に負担が集中して一人また一人と感染したり疲弊し切って現場を離れる悪循環が完成しています。もう一度だけ、医療崩壊は決断の間違いによる人災です。このことを肝に銘じて傷口を広げない強いメッセージを!