昔から『春眠暁を覚えず』と言われています。春は眠いしダルい。確かにポカポカ陽気になれば生理現象でウトウトする事は分かります。だから居眠り運転を注意して下さい。でも何でこんなに春は眠いの?実は他にも理由が有るのです。11月20日のブログ『冬の身体に変化』の逆になりますが見た目には分からなくても身体の中では『冬の身体(陰)が春の身体(陽)に変化している』のです。動物なら『冬の毛が生え変わる』から分かりますが人の身体でも春に備えて変化しているのです。そのために体力を消費する=疲れる、ダルいとなる訳です。冬の間は毛細血管をギュッと縮めて体温の放熱を防いでいたり同じ理由で汗腺もギュッと閉じていました。だから血圧は高く、手足は冷えやすく肌は乾燥気味でした。その結果『頭痛、肩凝り、腰痛、冷え性、肌荒れ』が酷かったのですが春の身体になると末梢血管迄が拡がり易くなりますので対応出来る人は良いですが上手く対応出来ないと春先の体調不良に繋がります。血流が勢い良く成り過ぎれば『偏頭痛(拍動性頭痛)、動悸、赤ら顔、ほてり、異常発汗』等の症状と共に花粉症と勘違いする鼻づまりも発症します。コレは鼻粘膜が上記の理由で拡張し過ぎて制御不能となって鼻づまりを起こす春先特有の症状です。この症状で耳鼻科で花粉症治療している患者様も多く『花粉症が治りません』と全快堂に来る方も多いです。治る訳ないですよね、花粉症じゃないんだから。でも薬を服用し続ける。恐ろしいです。とにかく自律神経を整えて季節の変化に対応出来る身体を治療で手に入れて下さい。今日はここまで。
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