体臭加齢臭の流れで『歯周病』のことを記述しました。欧米人は歯の大切さを日本人とは比べものとは成らないほど意識しています。小さな子供たちが歯列矯正器具を付けているのを見たことがあると思います。噛み合わせは頭痛や姿勢にも影響しますから歯列矯正は大事ですし『発音』にも影響しますから英語圏には特に重要なのかもしれません。また最近日本でも大変意識されるようになりましたけど歯の美白という見た目まで意識しています。亡くなった方の臓器を調べると歯周病菌が脳、心臓、腎臓等々の全身に存在していたと聞いたことが有ります。「そんなこと有るの?」と思うかもしれませんけど狭心症の患者に持たされている緊急時の『ニトログリセリン』服用時は飲まずに舌下で溶かすことで瞬時に静脈から心臓に届いて効果を発揮するのですから歯周病菌が心臓から全身に飛ぶことは容易に想像できると思います。アルツハイマー病の患者の脳には歯周病菌が多く存在したという報告も有りますから歯が抜ける(=残存する歯が19本以下だと急速に認知症が悪化する)歯周病はダブルで認知症に悪影響を与えています。見た目や口臭だけで無く全身の病気にまで悪影響を与える歯周病の恐ろしさを日本人はもっと意識しなくてはいけません。