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突然やって来る

2021.05.28 | Category: 院長ブログ

病気の症状は突然やって来ることを御存知でしょうか?正確に表現すれば前触れというか前兆は確かに有ります。しかし「まさか自分が」というのは誰しも考えてしまうことなので、振り返ってみると「そう言えば」という僅かな身体の変調を見逃して大事に至ってしまったというケースが多いのです。例えば糖尿病を悪化させると腎臓や視力や手足に症状が発症することは有名です。それが徐々に悪化して透析や失明や手足の切断となると考えていることでしょう。しかし誰もが「徐々に進行するとは限らない」ことも有ります。正確に言えば徐々に進行しているのでしょうが前述の通り前兆が有っても「昨日とは然程変わらない」と流してしまう方が多いのです。しかし比べる基準が悪化している為に「昨日とは」では既に手遅れかもしれないのです。例えば「静脈瘤は見た目だけで心配ない」という考え方や「出産後の女性に多く見られる症状だから」と重く受け止める人も少ない傾向に有ります。また静脈瘤は今では簡単な処置で改善します。しかしその静脈瘤の原因に重大な病気が隠されている場合もあるのです。他に例えば「息苦しい」「身体が重い」なら冷静に考えれば心臓疾患や肺の病気と考えられるところ「運動不足だから」「歳だから」と安心しよう、させようと人は考えてしまう傾向に有ります。しかし終演が突然訪れる場合も有るのです。「健康診断結果が正常だから」って全身隈無く検査していますか?そもそも平均的な正常値は、あなたの身体の正常値に該当すると言えますか?正常値を超えた時点で「異常=病名決定=病気」で冷静に考えれば手遅れなのです。薬の力が必要なのです。それでも尚「薬を飲めば治るから」と言っている人を見かけます。更に「悪い箇所は全部取り除いたから」と言っている人までいます。地球2周半の長さの全身血管全てに異常が無いと言えますか?日本に生まれたことに感謝しましょう。国民皆保険の有り難みを肝に銘じましょう。それが先人たちの優れた政治家たちのお陰です、偉業です。決して今の自らの利益確保のみで動いている情けない輩ではありません。その素晴らしいシステムを少しでも長く続けられるようにも自身の健康を他人任せにはせず大難を小難に、小難を無難にしましょう。

当院へのアクセス情報

全快堂

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院長宮木 謙三