喉の痛みを訴えた患者様が来院されました。この時期に喉の痛みだと「コロナ感染症?」と疑いました。しかし脈診して「あっそうだった、忘れてた」と頭をバットで殴られたような衝撃を受けました。その患者様の脈が教えてくれたんです、思い出させたてくれたんです。心筋梗塞の関連痛が左側の顎や肩に現れると聞いたことがあると思いますが、肩や顎に現れるなら途中に有る喉に症状が現れて当然な筈。それなのに「喉が痛い」と言われると勝手に「風邪かなぁ?」と呼吸器の疾患を想像してしまいました。患者様の側が、どのように表現するかは勝手です。それなのに未熟な考え方でした。私はあくまでも柔整師であり鍼灸師でしかありませんから心臓疾患への直接治療は許されません。私が許される範囲での限られた治療をして「喉の痛みを主治医に伝えて下さい」と言いました。「先入観は悪」という野村克也氏の言葉を再び思い出しました。言い訳になりますけど最近は特に忙しく「治療を流れ作業には絶対しない」という信念が揺らぎかけていたことも「全く無い」と言い切れない状況でした。15分間隔だった治療を現在20分間隔にしましたが、そろそろ30分間または1時間に1人。理想は1時間30分に1人にしたいと考えています。しかし高い家賃代を稼ぐ必要があるので「移転したら実行する」と最近は繰り返し患者様に伝えています。「移転する予定は有るの?」と聞かれますけど全くありません。しかしその日が来てからバタバタでは現在のワクチン接種と同じで「告知と受付準備と電話とネックでの受付」「注射を接種する側の確保」「会場の確保」「駐車場の確保」等々と同じようになるのは避けたいので明日の日を夢見て治療パターンのシュミレーションを虚しくしています(チクショーby小梅太夫)。とにかく先入観に捕らわれずフラットに患者様の変化を注視したいと思います。