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どれを信じれば

2016.04.08 | Category: 院長ブログ

先日患者様に『コーヒーは身体にイイと聞いたんですけど友人から「コーヒーは身体に良くないと聞いた」と言われて悩んでいます。本当はどっちなんですか?』と質問されましたので投稿します。結論は『身体に良いし、身体に良くない』です。コーヒーは興奮作用が有ります。ですから精力剤の要素が有りEDにも効果的です。また1日3~4杯は糖尿病予防にも効果が有ると以前に投稿しました。だからEDで悩んでいる人や糖尿病や糖尿病予備軍の人にとっては良い物なんです。しかし『コーヒーを飲んでいるカップルの胎児は流産するリスクがアップする』と発表されています。だからこれから子供が欲しいと考えている人にとってコーヒーはリスクの高い飲み物かもしれません。ただし心配して欲しくないのは『コーヒーを飲んでいる男女=将来流産』ではなく『流産したカップルの90%以上=コーヒーを飲んでいた』と理解して欲しいです。それにコーヒーだけがリスクではありません。流産の原因は喫煙(副流煙を含む)、歯周病、ストレス等、色々な物が有りますので再度、コーヒーだけが悪者ではありません。情報が垂れ流されてる弊害も何度となく投稿していますが『アナタは不老長寿を目指しているのか?』と言いたくなる人がいます。『サルコペニア(筋肉減少)』と言われた人が『大豆は良質のタンパク質』なので筋肉を増やすには良いと聞けば「豆腐、味噌汁、納豆、豆乳等」しかし「大豆を食べ過ぎで痛風の危険が増大」とメディアで公表されると全て排除してしまう。オリーブ油が良いと聞けば色々な食品にかけたり飲んだり、しかしオレイン酸が過多になると聞けば止める。メディアが取り上げた物が良い物では無く、冷静に自分の症状を分析して自分にとって何を改善させるのか?が重要なのです。極端に摂れば食品だって副作用が有るのです。

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全快堂

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院長宮木 謙三