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足のアーチは大事

2016.04.19 | Category: 院長ブログ

身体の歪みに関係する主な原因で『噛み合わせ』『骨盤』と来て最後は『足のアーチ』です。足の縦アーチが無ければ『扁平足』と言われる箇所で逆に「甲高」と呼ばれている状態が『ハイアーチ』、横アーチが崩れれば『外反母趾』『内反小趾』になります。アーチは二足歩行での衝撃を吸収する役目と同時に、前に進む推進力を生み出す為に進化の過程で出来た構造です。左右均等に体重負荷が有れば身体は歪みにくいですが左右共に扁平足であったりハイアーチであったり、また左右のアーチが不対称であれば身体には不自然な力が加わり歪む事は容易に察しが付くと思います。よく『インソールを作ってもらって楽に歩けるようになった』と喜んで来院する患者様がいますが、暫くすると頭痛、肩凝り、腰痛、膝の痛み、めまいや内臓の不調を訴える人が多くいます(あくまで経験的なもので個人的な意見です)。それでインソールを止めると不自然な歩行姿勢は元に戻ってしまいますが新たな不定愁訴は消滅します。身体は足底の不調を悪いなりに色々な部位で長年カバーしていたのを突然、足底が直された結果玉突き状態で色々な部位で変化が起こります。それを良かれと思わないパターンが前述の患者様達の身体と考えます。「じゃあ『噛み合わせ』も『骨盤の歪み』も同じじゃないの?」と言われるかもしれません。食べる動作も立位や座位姿勢での荷重も簡単には直らず繰り返し意識して時間経過と共に初めて正しい癖になります。マウスガードも慣れないうちは寝ている間に吐き出してしまっています。しかしインソールは使えば楽になるので、いきなり長時間使い続けてしまい不調が各部位に出やすいのでは?と考えます。したがって、くどいですがあくまで私個人の考えですが「『噛み合わせ』『骨盤調整』をしながらフラットなインソールを暫くの間、使用してから個人に合ったインソール作製がベストなのではないか」と考えています。何故何度も繰り返し個人的な意見と述べるかというと『インソールは私も大事と考え、また難しいし「インソールのみで治療」している先生方も多くいますので非常にデリケートな問題』と考えているからです。身体の歪み三連発の最後に、ポールやボール等を使ったり筋トレでバランスに注意して『体幹を鍛えて』下さい。バランスが良ければ歪みにくいですので。長文ゴメン。

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全快堂

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院長宮木 謙三