『新幹線あるある』で乗車率が高くなってくると予約しても隣の席に他人が座る状況になります。グリーン車の2列ずつの隣は広いと言えども隣が来るのは嫌ですけど、最悪は2列と3列で3列側の真ん中に座った時です。迷惑を考慮してか3列の真ん中は両側より多少広く設計されているのですが端の人が賢ければ助かりますがアホだと最悪です。よく有る「どちらの所有物、肘掛け論」が勃発した時です。私が遭遇した『タコ』は通路側に先に座っていました。真ん中に鞄を置いて一人だけなら真ん中は「俺の場所だよ」と言わんばかりの態度で何なら入って欲しくないと使って無いテーブルまで出してバリケードのブロック状態。「すいませんねぇ」と窓側に奥様が座り、
私が真ん中に鎮座しました。するとそのタコが両側の肘掛けをタコの分際でタラバガニのように左右に広げて「俺の肘掛けだよ」と言わんばかりの防御姿勢。そこで「すいません座席を倒したいので肘を退けて頂けますか?」と領土の正当性を主張するも一瞬は退かしたものの座席レバーを使った後はタコが再びカニ状態に逆戻り(かに道楽の看板かよっ!)。少しの時間だから我慢するのが得策と美味しい『しらす弁当』を食べながら僅かな旅行気分をも味わって名古屋駅に到着したんですけど、「ちょっと待った~っ!」と鰹節の薫りが私をホーム端に引き寄せるではありませんか。そうです、名駅名物「きしめん」だぎゃ~っ!これを食べんで帰ったら名古屋人としての威厳に関わるという大問題。G7にバイデン大統領が来なくてもいいが、私が「きしめん」を食べないで帰宅したら全快堂の患者様方の治療効果が半減してしまうではありませんか。新幹線よりも速さでホームを走って素早く食券を買って店に蔓延している出汁の薫りを一気に吸い込み平ぺったい独特の麺を「あげ」「ほうれん草」「かまぼこ」そして鰹節と一緒に流し込んだ次第です。ん~っ満足!これぞ名古屋、たった数時間でしたが名古屋を離れることは大変危険で私の名古屋カラータイマーが激しく鳴り響くことを今回改めて知りました。危なかったです。河村市長とは全く別ものの名古屋愛です。『八十亀ちゃん』をヨロシク!