普段の休みの日の夜は必ず全快堂に寄って色々チェックしていましたけど今回から止めました。それでは仕事を引き摺り完全休養(休み)では無いと考えたからです。鬱傾向の人や疲れが取れない人にアドバイスするのは「頭を空っぽにしましょう」と伝えています。休みの日なら好きなことに集中して思い切り楽しむようにと。うつ病傾向の人はそれが出来ない、頭の片隅に仕事や嫌いな人や辛かった出来事が常に有り繰り返し考えてしまう傾向に有ります。完全休養出来ないから休めない、熟睡出来ない、疲れが取れない、考えるだけで24時間嫌なことから逃れられない、そして鬱病への道へ。そこで繰り返し登場しますけど『マインド•フルネス』です。日本風に言えば『禅』です。マインドフルネスの考え方は「今を集中する」「今に集中する」「今を大事にする」です。誰でも出来る簡単なことですが初心者は座って閉眼すると良いでしょう。聞こえる音、流れる風、鳥のさえずり等々に意識を集中します。聞こえる音に集中したなら「何の音?」と追及してみましょう。とは言っても目を開けて移動して本当に究明するのではありません。あくまでも想像力を膨らませて考えてみるだけです。だから当然正解はありませんが「その時」は集中しているので「その時」が大事なのです。意識が「その事」に集中していた時間は仕事のことも嫌いな人のことも嫌な出来事も頭に無い状態になったからです。繰り返し浮かんでいた嫌な出来事に支配されていた不幸な時間は精神だけで無く身体をも蝕んでいたのです。そこからの脱出する為の手段がマインドフルネスなのです。繰り返しマインドフルネスを行うと動きながら出来るようになります。例えば食事をしながらだったら「この食材は何?固い、甘い、大きい」とか散歩中なら「歩幅は?重心は?速さは?あの人のウェア素敵」とか無限に湧き出てきます。正解はありませんから何でも良いでしょう。とにかく「今の出来事に集中する」のです。しかし初心者は色々考え過ぎて逆に疲れてしまう傾向に有りますから8割の情報が入って来る目を閉じてマインドフルネスに望みましょう。また慣れたら歩きながらで良いですが「今日は自身のことだけ」「今日は他人の歩き方」「今日は他人の服装」「今日は聞こえ来る音」という具合にテーマを決めると情報過多で疲れないでしょう。頭を空っぽにする、頭を休めることがマインドフルネスなのですから疲れたら逆効果です。しかし他の情報に振り回されるくらいなら嫌な出来事も嫌な人のことも一時的では有りますけど考えなかったので少しずつ改善に向かうでしょう。さて大変な遠回りをしましたけど私は自他共に認める仕事人間ですから月2回の休診日には全快堂に近付かないように努力します。仕事人間「からの卒業」(by尾崎豊)。