日本人の平均体温が下がっていることは投稿しましたが、にもかかわらず更に冷える生活をして平均体温を下げるのはナンセンスとしか言いようが無いです。そもそも体温を産生する主なものは筋肉ですから筋肉が多ければ体温は高くなります。「週に数回ジムに行ってます」「毎日歩いてます」「仕事場では階段を使います」等々、どれも素晴らしいです。ただそれで十分とは言えません。それで十分なら街中マッチョだらけでしょう。身体を動かすことを意識するよりも常に姿勢を意識した方が良いです。最初は疲れるかもしれませんけど筋力が着いてくれば楽になりますし良い姿勢が自然になります。そうすれば将来骨粗鬆症による圧迫骨折の危険性も軽減されることになるでしょう。骨にも体温上昇にも良い筋肉量増加ですが、体温を上げる為には飲食にも注意しなければいけません。夏に獲れる野菜•果物は身体を冷やしますが更に現代人は冷蔵庫で冷やし氷を入れてと手を加えますから体温がダダ下がりです。マスコミが騒ぐので熱中症予防に敏感になるのは理解出来ます。しかし日頃から動かないので筋肉量が少ない=体温低めの人が冷房の部屋でテレビを見ながら氷の入った飲み物を飲む。冷やされた消化器の周囲の血管はギュッと縮まりますから食欲不振になるのは当たり前。そこで食欲が無いからと「冷えたそうめん」なんか食べれば致命的。食欲不振や腹痛は想像がつくでしょうけど、他に頭痛•肩こり•不眠•寝違え•背部痛•めまい•耳鳴り•手足の痺れ等々が予想されます。そうなんです、殆んど全身症状の原因になるのです。それは耳タコでしょうけど「腸」が全身の中心だからなんです。例えば母親が母乳を上げる間は腸の免疫組織が母乳を作る部位に移動して積極的に乳幼児の免疫を上げる作用を施し、母乳期間が終わると腸の免疫組織は腸に戻るほどです。兎に角「腸」のコンディションさて良くしておけば「ほぼ」健康なんです。体調は「泰腸(泰:落ち着いている、ゆとりが有る、安らか)」で無ければいけないのです。しかしくれぐれも勘違いしないで下さい。動いて身体の芯から熱を抱えている場合は冷たい飲食が必要です。