ヒトの注意力には限界が有ります。私なんて若い頃から注意力が無く学校でも家でも常に注意されていました。「新しい治療院には掲示物は最小限にして下さい」と再三再四言われ続けていましたがアレもコレもと結局ペタペタと。すると情報量が多過ぎて気付かないのか1ヵ月前から月2回(1月は1回)の休診日を掲示していますが、昨日も電話が複数回ありました。やはり掲示物が多いのが原因かと考えましたが実はそれでは無さそうです。というのは月曜午後と金曜午前にも電話が多いことを考えると性格の問題か認知機能の衰えかという結論に達しました。確かに情報量が多ければ必要な内容や重要な情報を見落とす可能性が増える傾向に有ります。しかし「いつもと同じ」「見ると疲れる」等々の理由から必要最低限の行動しかしなければ新しい情報も入りません。そしてもう一つの問題が見える範囲を表す「視覚野」の問題です。以前は加齢黄斑変性や緑内障と高齢者の病気のみがクローズアップされていましたが最近は若い人を含めて目の病気が増えて見落とす、見えないケースが増えてきました。ヒトの目は眼球を動かさないと物が見えないので狭い画面を集中的に見て、眼球の小さな動きばかり繰り返す携帯は悪魔からのプレゼントと言えます。15分使ったら四方八方眼球を動かす必要が有りますけど、動かすだけで無く「確実に見て認識する」までの動作を推奨します。やるか、やらないか、アナタの将来の目が変わっていることでしょう。ヒトの情報は目からが8割ですから視力を人生の途中から失うことは非常に苦痛な筈です。敢えて「人生の途中から」と表現したのは人生の最初から見えなければ、それが当たり前で尚且つ8割の情報を聴覚や触覚等々の機能が発達し補う為に途中で失明する人より失礼な表現?になるかもしれませんけど「数段優れている」と感じてしまいます。それを持って無い中途失明に陥ってしまうかは生活習慣病の糖尿病網膜症を含めてアナタの日常生活次第です。失ってからの後悔では遅いのです。視野を広げて怪我を避け得する情報をゲットして快適に過ごしましょう。安全な時には出来るだけ眼球を上に向けて気分アゲアゲで。