自律神経の治療、特に副交感神経優位を目指して治療しています。「そんなの他の所でもみんなやってる」と聞きますけど先日投稿したように「本当に」自律神経への治療をしている所は少ないと思います。自律神経の治療と対処治療は違うからです。眠れない→眠れるようにするのは自律神経の治療ではありません。手足が冷える→手足が温かくなるのは自律神経の治療ではありません。イライラ又は不安感→落ち着かせる又はリラックスさせるは自律神経の治療ではありません。それらは全て対処治療でしかありません。確かに自律神経の乱れから起きた症状かもしれませんけど治し方が夫々(それぞれ)の症状改善に夫々の治療法が有るのなら対処治療と私は考えます。確かに症状が改善すれば満足するでしょうから一件落着かもしれません。しかし根本的改善ではありませんから頻繁に再発する可能性が有ります。芯からのリラックスは芯からの脱力をしますから治療を受けた方々なら分かると思いますけど瞬時に関節可動域が広がります=柔軟性が増します。また手足が温かくなります。それは個別に治療するのでは無くて脳幹と間脳、そして脊髄を主に治療することにより瞬時に全てが改善すると考えて全快堂では治療しています。すると一つ問題が起こることが有ります。突然ですがアナタの舌は今、この日中の活動時「何処に位置していますか?」考えたことが有りますか?正常で有れば舌は上顎に接していなければいけません。それが力強ければ尚良いでしょうけど接しているだけでも良しとします。しかしこれが離れ始めることは全身の筋力低下に繋がることを意味します。筋力低下と脱力は違いますから由々しき問題です。今からでも良いので舌を常に上顎に着けるようにしましょう。全身の筋力低下には舌根沈下にも繋がりますから横になった時イビキや呼吸停止、そしていずれは無呼吸症候群に移行する可能性が有ります。これが早期に分かるのが自律神経へのアプローチなのです。全快堂では自律神経へのアプローチ後、更に『星状神経節』への治療もしますから数回来てリラックスした患者様方は数分のうちに完全に落ちた状態=熟睡状態に陥ります。その時に舌の力が低下している=将来『無呼吸症候群』の可能性の有る方はイビキか蒸せてしまうのです。それは誤嚥性肺炎に陥る可能性も考えられますから個別に指導していますし全快堂内に掲示しています。肺炎球菌のワクチン接種をしても7~8割の安心しかありませんから誤嚥はご遠慮下さい(上手い)。日頃から意識をして舌を上顎に着けて筋トレして下さい。今回はこの時期は自律神経の乱れが多いので繰り返し自律神経治療について取り上げました。