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無力

2024.07.13 | Category: 院長ブログ

私は「どんな病気も症状も炎症している」と考えています。そして炎症している箇所が違うと「炎症させている対象物が違う」と考えています。但し「炎症を抑える側は全て『酪酸菌』である」とも考えていますから「腸が大事!」となるのです。現代医学は「正体(原因)を発見すれば解決する」と益々細分化し小さな世界に入って行きます。だから新しいウイルスが出現(発見)すれば新しい薬が必要となり作ります。でも東洋医学の考えは真逆です。人間を個体とも考えますし宇宙の一部と考えたり、はたまた宇宙と一体化しているとまで考えるなど全体で考えます。ですから人間も1つの個体と考え以前投稿した『五行説』で分かるように身体も各臓器で考えることもしますけど臓器全体で考え治療するという場合も有ります。したがって肺が悪くても腸にアプローチしたり東洋医学で言う脾臓の場合は胃に治療を施すことも有ります。「何でも酪酸菌で対応出来る筈が無い」と言われそうですが、肉を食べても魚を食べても米を食べてもエネルギーにするって不思議に感じませんか?骨にしたり筋肉にしたり皮膚にしたりって不思議に思いませんか?それを可能にしている身体は偉大です。新しい細菌やウイルスが出現したのは今に始まったことではありません。医学の無かった時代でも人間は生き延びてきたのです。それより医学の無い野生動物さえ生き延びてきたということは『身体が勝手に対応してくれている』ということです。そこで生物の最初に出来る腸の酪酸菌に注目することは当たり前のことと言えますし、生物は生き延びる方へ自身を変化させるから生き延びてきたと考えるのが妥当です。酪酸菌を増やして後は身体に任せておけば良いのです。だから私の治療は酪酸菌を増やすお手伝いと酪酸菌が各部位に行き易いようにリンパや脳脊髄液や血液の流れを良くする。更に適切に運ぶ自律神経機能を高める、結局全て身体が働き易いようにしているだけです。もう一度、がんもリウマチも認知症も潰瘍性大腸炎も全て身体の炎症で、その炎症を抑えるのが酪酸菌なんです。人間なんて無力なんです。

当院へのアクセス情報

全快堂

所在地〒470-1151 愛知県豊明市前後町鎗ケ名1879-2
電話番号0562-85-5973(電話予約は必ず必要になります)
休診日日曜日(隔週)お休み
院長宮木 謙三