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勧善懲悪

2024.07.17 | Category: 院長ブログ

アナタが幼かった頃、おじいちゃんやおばあちゃんは時代劇を見ていませんでしたか?そういう私も最近時代劇が大好きになってきました。また相撲が好きなご老人も多いですよね、私も大好きですが。何故なのか?そこに『老害』の答えが隠れていることに気が付きました。年寄りは「白か黒かハッキリさせようと考える」傾向に有ります。そこに玉虫色は不要ですから時代劇なら『勧善懲悪』で主人公は賄賂を貰うことはありませんし『水戸黄門』の助さんが女好きでも不倫はしません。良い側は真っ白で悪い側は真っ黒です。相撲の勝負も取り直しは有っても完全決着で優勝者が二人になることはありません。そこに存在する理(こだわり)が有るとしたら「勝ち方•負け方•潔さ•勝負に対する姿勢や考え方」です。肩透かしのように避けて勝つのは、見てても見ている側に蟠り(わだかまり)や痼(しこり)が残ること『は』有りますが。話を戻して「年寄りは白黒ハッキリさせようと考える傾向にある」のは少し分かってもらえると思いますが問題は「常に自分は正しい(白)と考えている」ことです。そこに相手の事情や周囲の状況は考慮する余裕はありませんし「考慮しようという考え方も」ありません。老害が酷い迷惑な高齢者ほどその傾向が強いです。そこに拍車をかけるのが認知症です。認知症は実際の視界だけで無く考え方も狭くなりますから「白か黒」しかありません。また被害者意識も強くなり「年寄りだと思って」という考え方も老害を拡大させます。私のような底辺ばかりのグレーゾーンしか歩いて来なかった人間は本来は経営者に向きません、人の上に立ってもいけません。白黒ハッキリ着けれ無いからです。でも無理して白黒着けてきましたが最近自然に決断出来るようになってきました。老害の始まりですね。もう少し余裕を持って大きな心で物事を考えるよう心掛けます。でも相撲も時代劇も大好きです。

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全快堂

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院長宮木 謙三