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矛盾

2025.03.28 | Category: 院長ブログ

治療で生計を経てている者で有りながら矛盾を抱えて仕事をしていた時期が有りました。それは病院での勤務時代ですから30年ほど前の話です。身体の一部を痛めて来院して痛みを取り除いて帰すの繰り返し。でも再び同じ人が同じ部位を痛がり来院される。そこで同じ作業をして再び帰す。ある日「これでいいのか?」と自分に問いかけて全快堂を始める前にも、始めてからも合計10件以上の外科や整形外科でバイトをしました。多少の違いはあれど結局は同じようなものでした。悶々とした日々が続きました。この仕事をして30年経過して朧気(おぼろげ)ながらやっと少しだけ輪郭が見えてきました。色々なセミナーに出席しても尚不明な点は多々有りますが最高の教科書は繰り返しになりますが患者様です。もう月末ですが2つZoomが残っていますがどちらも仕事の都合上途中参加になりそうですが自身の気付きだけでは無く当然他者からの教えも必要なので来月2回大阪で1回は福岡にも行きます。それでも不良品の頭は朧気なままです。そこで辿り着いた答えの一部が「運動と自律神経」「食事と排泄」です。治療家が外から押そうが叩こうが関節を動かそうが患者様自身が動くと凄まじい量の血液•リンパ液•細胞内外液•脳脊髄液が動きます。また生きている間は一瞬たりとも働きを止めず最適な環境に保ち続ける自律神経には雲泥の差以上の「差」が有ります。また成長•修復の為に必要な補給には食事、不要物の除去には排泄ですが、大変失礼な言い方になりますけど「皆様の補給•排泄に対する考え方が甘い」と言わざるを得ないです。腹が減ったから食べるは当たり前ですがハッキリ言って獣『以下』の考え方です。肉食獣は獲物を捕獲したものが最初に内臓を食べます。それは草食動物の消化器には肉食獣に不足しがちのビタミンが豊富にあるから食らい付いてビタミン補給をしているのです。ところが人間は「甘~い」「美味し~い」「柔らか~い」等、アホか!確かに全ては否定しません。頑張った自分への御褒美に好きな物を食べることを否定はしません。しかしながら毎日のように食べていたら結果は分かると思います。これも繰り返しになりますが身体に良い物を食べていると腸内細菌が変わり身体良い食べ物を欲しくなるから我慢する必要が無いのです。何を食べる必要が有るのか考えて食べるのが知性です。排泄も全てスッキリ出し切って無いと余った便は内臓脂肪や皮下脂肪に変化します。勿論それは産業廃棄物ですから病に成らなくても日々の不快感に繋がります。以上のことは他人が出来ることでは無いと伝えることが最大の仕事で、僅かに血液•リンパ液•脳脊髄液と自律神経の働き向上、排泄のお手伝いをするのが私の仕事なのでハッキリ言って皆様が完璧に出来れば私の存在は『無用の長物』だと改めて気が付かされました。だから一刻も早く私を不要な存在になるようにしてください。えっ、私は存在していて良いのだろうか?

当院へのアクセス情報

全快堂

所在地〒470-1151 愛知県豊明市前後町鎗ケ名1879-2
電話番号0562-85-5973(電話予約は必ず必要になります)
休診日日曜日(隔週)お休み
院長宮木 謙三