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続No.1

2025.04.13 | Category: 院長ブログ

腰の回旋が少ないから腰への負担が軽減すると同時に着物が乱れ難い。ここに『なんば走り』が廃れていった原因が有りました。一般庶民は着物を着て足元は草履や下駄。走れば着衣は乱れ草履や下駄では速く走れない、西南戦争では速く走れない農民たちを後ろから簡単に撃ち殺せたと聞きました。上下繋がっているから着物は腰の回転動作で乱れる→洋装なら上下離れているから乱れ難い。下駄•草履は地面を蹴れなかったけど靴は爪先まで靴底が有り蹴れる。服装が変わり軍事教練が行われ行進指導は教育現場にも導入され速く走れない『なんば走り』は廃れ現代の捻る走りに変化して行ったのです。確かに人体の構造上、筋肉は『螺旋』で付着しているので身体を捻った方が適していることは確かです。しかし瞬発力や速く走れない『なんば走り』の利点は「揺れ(身体のブレ)」が少ないから身体の「ふらつき」を修正する必要が少ない(疲労が少ない)。この「ふらつき」を修正する力はインナーマッスルですから速く走りたいランナーは体幹のブレを最小限にする為に体幹を鍛える必要が有ります。一方『なんば走り』はブレが少ないので体幹を鍛え無くても疲れず故障し難く長く走れる利点が有るのです。でも現代人の歩行にしろ走法にしろ捻る動作が基本ですから『インナーマッスル』を鍛える運動が必要になりました。インナーマッスルが衰えると必要以上に関節に捻れが生じて関節炎に繋がり延いては変形にまで発展する可能性が有ります。だから老若男女『なんば走り』をしてもしなくてもインナーマッスルを鍛える必要性が有ります。「私は関節が痛くて来たのに何故『体幹』を鍛える必要があるのよ!」と文句を言わずに一刻も早く治す為に、今以上酷くしない為に体幹を鍛えましょう。

当院へのアクセス情報

全快堂

所在地〒470-1151 愛知県豊明市前後町鎗ケ名1879-2
電話番号0562-85-5973(電話予約は必ず必要になります)
休診日日曜日(隔週)お休み
院長宮木 謙三