日本で一番多い認知症が『アルツハイマー病』ですがアミロイドβというタンパク質が溜まってしまい老人斑という脳にシミが出来、徐々に脳が萎縮していく病状です。正常なら起きている間に溜まったアミロイドβは、睡眠中に脳外へ排出されるのですが睡眠不足や徹夜では排出されず溜まる一方です。昔から『学校の先生や学者等、賢い人が認知症になりやすい』と世間では言われていましたが、賢い人や忙しい人は寝不足に陥りがちなので噂は間違って無かったかもしれませんね。とりあえず睡眠不足には注意が必要です。また老化=歩幅の減少=歩行速度の低下となりますので老化を遅らせる為に歩幅を一足分、広めに歩きましょう。勿論背筋も伸ばして下さい。また急に歩行速度が遅くなったら、認知症に限らず何か病気が隠れている事が考えられます。歩行と言えば特徴的な症状が見られるのは『パーキンソン病』ですが、脳脊髄液が多くなると脳圧亢進状態になりパーキンソン病の患者様に見られる似たような症状を発症します。誤った診断を受けている場合が少なく有りませんので脳脊髄液の検査を注視する必要も有るでしょう。脳圧亢進している場合は脳脊髄液を注射器で抜くだけで劇的に症状改善が期待出来ます。日本で二番目に多い認知症は『レビー小体型認知症』で幻聴、幻視が特徴です。これも脳圧亢進と似ているので慎重な診断が必要です。前述のパーキンソン病は山中教授のi-ps細胞による治療が始まりますので近い将来、パーキンソン病は怖い病気では無くなると信じています。予防については次回投稿します。