いよいよ筑波大病院などで脳卒中患者様の歩行能力回復治験が始まりました。今回は医療用HAL単脚モデルです。本当にこれは凄い事です。もう以前投稿済なので詳しくは書きませんが脳卒中やパーキンソンや事故で正常歩行が少し難しいとかスムーズじゃないとかの歩行でリハビリを何年やっても変化が無かった患者様たちがHALの使用で劇的な改善をするのを目の当たりにすると『将来無くなる職業』にリハビリスタッフが入るかもしれないと思えました。少し話は逸れますが人は自分達が高等で犬や猿より優れていると考えている人が多いと思いますがリハビリに関しては、その知能が障害の改善を妨げているんです。犬や猿を実験で脳障害状態にして片麻痺状態にすると必死に動かない手足を動かそうとします。最初は動く側だけで動かない手足を引き摺って移動していますが来る日も来る日も動かない手足を引き摺っていると数ヵ月後には障害以前の状態に戻って何事も無かったかのように動き回ってしまうのです。人は頭で例えば『私は脳卒中になってしまったから片麻痺で動かないから動く側を鍛えて困らないようにしよう』と考えてしまいますしリハビリスタッフも早期の社会復帰の為に残存する側を強化してリハビリ計画を立てます。また障害側を鍛えたとしても障害以前の状態には程遠いのが現実で犬や猿のような患者様には出会った事が有りません。しかしHALの登場で完全復帰も夢では無くなるかも知れません。一日も早い普及を待っています。『HALよ来い、早く来い』ってかぁ!