この世で怖い物の羅列ですが、この中で怖くないのは今では親父くらいになりました。地震の怖さは津波を含めて痛感させられました。また火事は言う迄も無く、電気器具やITが発達した現在は雷も非常に厄介です。しかし今後はこれに『風』を入れなくてはいけません。温暖化が進んでいるという真偽は専門家に任せるとして、確実に言える事は異常気象だと言う事です。世界的規模では北極の氷が溶けたけど南極の氷は増えたとか、国内では50年ぶりとか観測史上初という言葉が頻繁に聞かれています。風に関してですが過去において竜巻は珍しい気象現象で、せいぜい『つむじ風』。大規模な被害は米国の話でした。しかし最近は携帯のカメラ機能の発達、普及が竜巻を捉える機会が多くなっています。また台風も風速が強くなり、また巨大化もしています。十年以内は安心かも知れませんけど風速80mなんて台風が来ると私は予想しています。ハリケーン、サイクロンは日本に近づいて来ています。今後、家を新築される患者様は耐震性と防火に加えて防風対策も頭に入れて家を建てなくてはいけません。もしも竜巻に遭遇した場合は米国では地下室に逃げなさい、地下室が無ければ浴槽に逃げなさいとマニュアルに有ります。しかし日本は頑丈な建物に逃げ込めと有るだけで、この点からも竜巻をあまり想定していないと思われます。では万が一外出中で頑丈そうな建物が周囲に無い場合はどうすれば良いのでしょう?大きな橋が有れば裏に逃げ込む、何も無ければ側溝に寝転ぶしか無いかも知れませんね。海外のニュースで天災が報道されたら、家族で話し合う機会を持ちましょう。