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やっぱり予防

2017.12.28 | Category: 院長ブログ

先日『サンフランシスコ・ジャイアンツ』のトレーナーの話を聞いてきました。日本のプロ野球に比べて故障に対する管理が徹底している印象を受けました。毎朝携帯を使って体調報告をしなければ例外無く練習参加の許可が出ない事にも驚かされました。そして体調管理の根底には『治療よりも予防が大事』という考えが読み取れました。一度故障をしてしまえば選手生命が脅かされて最悪『引退』にまで発展する事が考えられます。それは選手には当然ですが、オーナーにもチームにも大きな痛手でトレーナーの評価にも影響を与えるものなのですから。日本の野球界も育成選手が居たり教育リーグ的なものも出来て来ましたが大リーグは7軍迄の存在には驚かない訳には行きません。その中から切磋琢磨して一軍に昇格するプレーヤーに破格の待遇が用意されている事には合点が行きました。しかし大リーガーに限らず誰にでも治療より予防の考え方は当てはまります。一度故障すれば「痛み」は免れないですし、「費用」も必要ですし、「完治」しないかもしれません。完治しなければ「正常」な動きが出来なく新たな部位の「故障」に発展する可能性が出てきます。そうなると「更なる痛み」と「費用」の負担が発生します。逆に予防に重点を置けば今後必ず来る『老化』に対する予防や最悪の結果で有る『寝たきり』のリスクを最小限する予防トレーニングやアドバイスをする事が出来ます。『本当かよっ!』と疑われるかもしれませんけど老化=血管の硬化ですから運動と食事のアドバイスや注意は出来ますし、寝たきりの最大原因は家庭内での転倒骨折(特に大腿骨頸部骨折または手首付近のコーレス骨折)での予後不良ですから、バランス強化と骨を強化する食事指導も同時に出来ます。しかし「何処かが痛い」との治療になれば、その部位の改善に集中しなければなりませんから予防にまで手が回りません。あなたはどちらの考え方ですか?

当院へのアクセス情報

全快堂

所在地〒470-1151 愛知県豊明市前後町鎗ケ名1879-2
電話番号0562-85-5973(電話予約は必ず必要になります)
休診日日曜日(隔週)お休み
院長宮木 謙三