私は常に自分の治療に疑問を持ち続けています。それは捉え方によっては『大丈夫かな？』と思われる発言ですよね。でも勘違いしないで下さい。治療に完成が無いという意味です。常に完璧を目指し少しでも良い治療法を毎日試行錯誤してみて自分のものにしています。また他人から教えてもらう為には東京でも大阪でも、高価な授業料を払おうが相手の方が国家資格取得者でも無資格者でも、評判の悪い人でも頭を下げて形振り構わず技術を吸収しようと思っていますし現に実行しています。だから20年来の患者様からは『毎回同じなんだけど毎回違う治療ですよね』と言われます。私には最高の誉め言葉です。良い治療法は残しつつ更に良い治療法が見つかれば導入する。全快堂にも1回や2回で来なくなる人も居ます。そういう人は『ドクターショッピング』という治療院巡りをしている人で自分に合った治療院を探している患者様です。私が勤務した複数の整形外科では治療形態は一部を除きほぼ同じで決められたパターンの繰り返しでした。ですから一般的にはドクターショッピングの患者様は正解でしょう。しかし全快堂は違います。なるべく多くの引き出しを作る為に最低月2回は必ず勉強会に出席する事を自分に言い聞かせて25年間続けています。ドクター向けのハイレベルのセミナーから市民向けの分かりやすい講演会まで。また一見『コレは医学では無くて健康だよな』『健康すら関係無いよな』というものでも出席する事が有ります。それは突然全く違う方向から医学や健康に繋がる瞬間を何度も経験したからです。でも身体は一つですから限界は有ります。また限界といえば治療の時間も決められていますから『この患者様には今回この治療法を試してみよう』として次は違う方向からアプローチする場合や頑なに同じ治療法を繰り返さなければならない患者様も居ます。ドクターショッピングの患者様は『この治療院はこのやり方か』と分かったつもりで来なくなるのですが全快堂には当て嵌まらないと20年来の患者様と偶然その話になったので投稿させて頂きました。日光東照宮の柱が一本上下逆になっている話を以前投稿しましたよね。昔から未完成、二番手が『いいんですか？いいんです！』長くなってごめんなさい。