小学校のトイレが洋式化されるニュースを目にしました。信じられない事ですけど最近の子供は和式トイレの使い方を知らないというのです。「はぁ~っ?」ってツッコミを入れたくなりますよ。和式トイレは「昭和の産物」なんでしょうか。声を大にして言いたいのは「便利と過保護は違う」って事です。文明が進化する事は大いに賛成です。しかしそれに伴って体力が退化する事は否めません。筋力の減少を止めなければいけない高齢者も例外無く便利=楽に生活をすれば日に日に筋力低下して寝たきりに近づきます。だから私は「歩いて下さい」「階段を使って下さい」と注意しています。しかし関節の硬くなった股関節は簡単には軟らかくなりません。それなら硬くしないようにする事が最良の方法です。でも小学校の和式は私の考えとは正反対です。治療をしていますと小学生、それも低学年で既に身体の硬い子供の多さに驚かされます。全快堂ではトイレは洋式ですが体調が最悪の状況での和式トイレを強制する事は出来ません。しかし本来は不便な環境は知らず知らずに体力強化や関節の柔軟性の向上、そして精神力の強化にも繋がりますので不便は大賛成です。以前投稿したように「有りアフリー化」を推進するべきです。買い物に行っても駐車場もなるべく遠くにするとかカートを使わないとかでも立派なトレーニングです。出来る限り不便を楽しみ高齢になって体力の限界が来たら文明に感謝して生活しましょう。アフリカの某村では水が少なくコップ1杯で1日暮らしていると聞きました。とても出来ませんよね。また今さら電気の無い生活なんて出来ませんよね。しかし本来はせめて1年に1回くらい震災を想定して挑戦してみないといけませんよね。高層ビルの水道は停電で止まりますから上に居る人は何往復も水を運ばなければいけません。その時の為に最悪の想定をして準備する事と困難に打ち勝てる体力を手にいれましょう!