少し前に中学生の野球少年が来院されました。種々な事を教えたかったですけど、ある事に気が付き全快堂で数少ない『もう来ないで欲しい患者』の一人で在った時の話をします。今回の『悪質タックル事件』で再び思い出したのですが、その中学生は怯えていました。父親と初めて来院されたのですが中学生にもかかわらず自分では全く発言せず「何処が痛いの?」「どうすると痛いの?」「どのくらい練習するの?」と聞いても全て父親が回答。昔の私なら「お父さんに聞いているんじゃないです。私は本人に尋ねているんです!」と短気発言をしていました。しかし私の発言によって帰宅後、彼が窮地に立たされる事も有ると思い最近は穏便にやり過ごすようになりました。実際に以前その様な事例が有って本人に迷惑を掛けた苦い経験が私を成長させたのです。私が説明しても彼は一切私を見ず、父親を凝視しているのです。過去には『夜尿症』の子供が来ましたが、その男の子も同様でした。治療を頑張って症状は改善出来ても、本当の原因は違うところに有るのです。だから来てほしくないのです。単なる治療家としては介入の範疇ではありません。家庭の「躾(しつけ)」と言われれば何も言えません。ましてスポーツだと練習と「シゴキ」は境界が分かり難いです。父親の気分で練習がシゴキになり虐待になったとしても分かり難いですから素人は介入出来ません。ただ素人だからこそ感じとる事の出来る事も有るのです。しかし今回は父親が厄介な人と瞬時に分かったので本来は絶対に駄目な事ですが余計に「もう来ないで光線」を出し続け、最低限の事をやり「以上です」と言ったら父親は急に「私は子供思いの良い父親ですよ」を演出するようにコミュニケーションを求める質問を次から次にして来ました。しかし私は出来る最低限の治療と解答をして帰って頂きました。力の強い者や逆らえない者に対して威圧的な発言、行動をする人が嫌いです。吐き気がします。そんな人には全快堂を嫌って頂いて結構です。今回の悪質タックル事件で再び思い出してしまいました。タックルに関しては沢山書いたので止めます。最後に「恐怖記憶は書き換えられる」事を覚えておいて下さい。もしもお困りの方は御相談下さい。中学生の彼が父親をスムーズに追い越す事を願って終了します。ブログ投稿1000回まで残り8回(ヤマトかよっ)!