恥ずかしながらやっと少し、ほんの少しだけ自宅の部屋の掃除を始めました。すると昔読んだ漫画が出てくる出てくる(どれだけ読んでんねん)。そんな時に私の悪い習慣で掃除の手を止めて漫画を夢中で読み始めてしまうのです、昔読んだのに。だから全く掃除が進みません(泣)。しかし今回は何故か充実感に満ちていました。というのも、能條純一氏作で講談社のミスターマガジンから出版された『Dr.汞(KOH)』を久々に読んだからです。20年以上前の医療を画いた漫画なので内容が当時は最先端の出来事を元にした漫画が、現在から見ると今ではメジャーな方法になっている事が画かれているのです。それを20年以上前に画いた事を考えると『何て素晴らしい作品なんだ!』と驚きを隠せませんでした。読んだ当時は理解出来なかった治療技術も今では大変よく理解出来ます。そして主人公がクールなのに毎回必ず『ホロッ』とさせる憎い内容。対照的な主人公を画いた作品で私が大好きなのが、原作:史村 翔氏、漫画:ながやす巧氏の『Drクマひげ』(講談社ヤングマガジン)です。どちらも医師の立場の作品ですが、全く違う角度から今ではメジャーになった「骨髄バンク」を画いた作品が『本(マジ)気』(秋田書店少年チャンピオン・コミックス)です。これは主人公が「893」なのに決して血生臭くない作品で感動作(『本気』に関しては投稿済み)です。甲乙付け難い作品の数々、是非一度お読み下さい。「いや~っ漫画って本当に良いものですね」ってお前は『水野春郎氏かよっ!』(若い人は誰も知らないよ)。そして私は散らかった部屋でまた寝るのであった(泣)。