NHKスペシャル見ましたか?良かったぁ~、でも亡くなられた事は残念です。本当に失礼ですけど、生前はこれほど偉大な俳優だと思いませんでした。でも今から思えば彼女の出演していた作品をいくつも観ていたのです。そして昨日投稿した『東京タワー~オカンとボクと、時々、オトン~(映画)』は涙無しでは観れない作品です。是非一度観て下さい。がんの末期は耐え難い想像を絶する痛みと言われています。それを避ける為に多くの人は鎮痛剤を大量に使用する人も居るほどです。しかし彼女は「がん」が全身に転移した末期でさえ「一度使用した」と訪問した医師団に言われていました。それは彼女の信念なのか演技に悪影響すると考えているのか、はたまた「成すがまま自然に」という考えからなのか真相は分かりません。ただ相当の覚悟が有った事だけは確かです。彼女は亡くなる直前まで働きました。あくまでも私が想像する範囲ですが「痛み=がんの進行具合」を自分で判断していたのではと。だから「ここまでは仕事が出来るから受けてもいい、しかしこれ以上は無理」と余命の判断材料にする為に鎮痛剤を止めていたのでは?と。彼女は人に迷惑を掛ける事をとても嫌っていました。しかし亡くなる直前まで働きたい。ならば「バロメーターが必要」と、やはり凄い人ですね。私も彼女のように「人に迷惑を掛けず、しかしコロッと逝く直前まで働きたい」と考えていますから彼女は私の目標です。心より御冥福を御祈り致します。合掌。