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同じ番組で

2019.03.07 | Category: 院長ブログ

最近よく「踵(かかと)落とし」というワードを耳にします。アンディーフグが存命だった頃なら直ぐに格闘技の話になるところですが、今回の踵落としは「全身の骨の強化」です。某医師が番組で「立位姿勢で爪先立ちになって踵をそのまま床に落とすと体重で全身の骨に刺激が加わり骨形成に良い」と解説したのです。骨形成には栄養分の他に「重力と刺激」が必要ですから私は賛成です。高齢者に難しい動きや激しい事も出来ませんから良いでしょう。しかし違う日に同じ番組で「歩幅を広くして歩くのは○かXか」という問題が出題され答えは「X」でした。「歩幅を広くして歩くと踵を痛めるから良くない」と医師が解説してました。なんとも「お粗末」な話じゃ有りませんか。以前投稿したように番組も「炎上商法」ではありませんけど注目(視聴率)が猪木、すいません格闘技の話をしたので改めて「注目される事が命」かも知れませんけど医療を業とする者が高齢者を迷わすような事を発言、放送したとしたら本末転倒。公共の電波を扱っているのなら責任を持って欲しいものです。ただし身体の真下への着地は短距離走では「その走り方」が理想で推進力を得られ易くタイム的にも速いですし、長距離走でもピッチ走法と言われる高橋尚子氏の走り方は着地点は身体の真下で「身体の負担軽減」という観点から良いです。一方歩幅を広くする「ストライド走法」は野口みづき氏が代表されますけどトレーニングをして金メダルを獲りましたけど故障による引退?から考えても身体への負担は大きいと予想されます。ただし今回の件は、その「身体への負担」が全身の骨形成に良い訳ですから高齢者を惑わすような放送内容は如何なものでしょうか。

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全快堂

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院長宮木 謙三