少しぐらい徹夜しても全然平気と体力的にも、歯や関節や骨という肉体的にも最も良い状態が人生では20歳と云われています。人生を謳歌するのは良いですけど童話のに登場するキリギリスに成らなければ良いですが。その20代が元気が無いような疲れている若者が多いように感じます。それはズバリ基礎体力の無さ、筋力不足です。最近は部活も指導者が少ないとかの理由で学校によっては選べる部活の数が少なかったり、有っても厳しい指導は駄目とかで無理はせずに優しい。外で遊ぶ事も小さな頃から少ないから体力強化は己れが積極的に取り組ま無くては不可能に近い。それなのに階段よりエスカレーターにエレベーター、近距離でも自家用車やバスにタクシー。毎朝走っている50過ぎのオッサンなんて若者から見れば「年寄りの冷や水」でしか無くて雨中を走るとなれば最早「宇宙人」か「天然記念物」を見るかのよう。「運動しなさい」と言えばスポーツジムに行く。スポーツジムが悪いとは言いません。しかし時間の有る時、無い時でも自分で工夫すれば何時でも出来る。「イヤイヤ行くからやっと出来るんですけど行かなきゃやらないですよ」と言われれば仕方ない。カッコいいウェアに身を包んでハードなミュージックが流れて暗い照明にレーザーが光る。確かにアドレナリンが出て戦闘モード「全快」違う全開です。そりゃ勿論いいですよ「金も時間も有るし外は危険がいっぱいだから」と考えれば。しかしどんな状況でも「運動に繋げよう」という考え方が必要だと思います。ランニングマシーンの上には水溜まりも穴ぼこや砂利道はありませんけど自然には有りますし、現に駐車場の車止めで躓いて転倒する人の多い事。武道をやらなければ転倒の練習なんてしませんよね、でも多くの人は転倒して負傷。例えばマシーンでトレーニングしていれば真横に負荷を加えても自然界に存在する筈の重力は皆無です。何が言いたいかと言えば一番必要な転倒防止や危険回避の為の基本の体力が人工的な運動では「身に付き難い」という事です。極端な話をすればプールで泳げたからと水泳に自信が有ると、人が溺れていて飛び込んで不幸にも亡くなる方が居ます。でもプールでは泳ぐ態勢が整っているのに万が一の時は服も着ているしゴーグルも無いし流れや波が有ったり水も濁ってるかもしれません。決してスポーツジムを否定しているのではありません。運動をするキッカケにする為には最高です。しかしそれから先も努力して欲しいのです。自然の動きは自然の中でしか鍛えられないのです。貴方貴女の人生は残り何年有るか分かりませんけど何歳迄スポーツジムに行くつもりですか?最も運動が必要な高齢になっても通っている自信は有りますか。通っているなら「たいしたもんだよ(by長州力)」私は「何も言えねぇ(by北島康介)」スイマセン。さぁ自分の人生、自分の健康、自分の身体を大切にして下さい。最後に現在の寝たきりになるパターンは筋力不足による転倒から運動不足による骨粗鬆症になり大腿骨骨折で寝たきりからの認知症または筋力不足による誤嚥性肺炎での死亡です。高齢になって焦って急に運動をしても限界が有ります。ならば「いつやるの?今でしょう!(by林先生)」もうウンザリ。最後だから許して、出来る事からコツコツと(by西川きよし師匠)。長文ごめんなさい。