脳にAβ(アミロイドベーター)というゴミが溜まったり梗塞、出血が原因でなるのが認知症です。確かにまだ完全に認知症の原因が分かっていませんけど、脳の細胞に血液(酸素、栄養)が行き届かず機能低下や壊死に陥る事は確かです。ですから脳細胞に栄養たっぷりの新鮮な血液を沢山送り届ければ多くの認知症に良いのです。逆から言えば大脳皮質である末梢血液の流れが悪い人は将来「認知症」になる確率が高い事になる訳です。「末梢血液の流れが悪い人って?」となりますけど、自律神経の乱れで末梢血管が絞まって血流の悪い人も居ますが「手足の冷たい人」は当然、大脳の端の新皮質への血流低下も予想出来ます。安易な結論は危険ですが「手足の冷たい人=将来認知症になる可能性が高い」かもしれませんし、血流が悪ければ「手足が硬い」事が多いので「手足が硬い=将来認知症になる可能性が高い」とも言えます。そして数少ないですが認知症の患者様を治療していると共通して硬い部分が有ります。その部分は「耳」です。それも「耳の付け根」の部分が偶然にも皆さん硬いのです。耳は軟骨ですから硬い柔らかいには関係ありませんが「付け根」は血流の良し悪しが影響します。考えてみれば首から上の血流が良ければ柔らかい事は予想がつきます。頭蓋骨の外の血流が悪くても中は良いかもしれませんけど、頭蓋骨の外が良ければ内側の血流が良い可能性は大きいと思います。その為「認知症にならないようにする」には手足を柔らかくなるように動かす、マッサージする事が私たちの出来る事です。そのマッサージ法は治療の時に教えますので聞いて下さい。これから本格的に寒い冬が来ます。手足や耳を温かくして認知症予防をして、首と背中を温かくして風邪予防して下さい。本当は最も大事な懐を温かくしたかったのですが治療法は無かったです。では皆様くれぐれも忘年会と新年会で呑み過ぎないようにしましょう。そうすれば少しだけ懐が寒くなりませんので。