新型肺炎の事ばかりで「人混みに行くな」と自粛のオンパレードです。しかし高齢者の中には何故か「運動を自粛」している人がいて危険です。どうして運動自粛になったのか尋ねると「スポーツ施設で感染が拡大した」との情報から「運動=危険」という図式が成立したようです。更に「人混み=外出」となり家の中に引きこもり状態の高齢者までも。しかしどちらも大変危険です。只でさえ運動不足の高齢者が一日中家の中に引きこもれば筋力低下は火を見るより明らかで腸の運動低下=便秘の助長に繋がり免疫力の低下で感染リスクを上げ、紫外線が不足し易い季節では骨粗鬆症を招いてしまい骨折=寝たきりという図式まで。メディアは正しく報道しているでしょうけど、特に高齢者は「伝言ゲーム」と同じで都合良く理解する傾向に有ります。ですから繰り返し丁寧に報道しないと高齢者だけで無く国民全体が誤った行動を起こすことに繋がります。「そんな馬鹿な」という人に伝えたいのは先日の「トイレットペーパー不足」です。メディアが最初に繰り返し「トイレットペーパーは十分有るのに」と繰り返し丁寧に、時には殺到している人に事実を伝えて、または冷静に語りかけ情報を修正し報道する姿勢が大事だったと考えます。先日は多くの若い人が殺到したのですから高齢者なら尚の事です。とにかく健康は「十分な睡眠」「バランスのとれた食事」そして「運動」と昔から言われているのですから基本は絶対に崩さないようにして下さい。運動は必ずしも外でやる必要はありません。机に手を着いて椅子から立ち上がり座るスクワットを正しいフォームで繰り返す。最近流行りの「踵(かかと)落とし」や座位姿勢での「足踏み」「貧乏揺すり」等々屋内でも十分出来る事は積極的に行って下さい。「高齢者は運動不足だから」と考えている人へ。あなたがデスクワークなら「入院患者」ほどの運動量だと考えて下さい。多少あなたの方が歩くでしょうけど入院患者は毎日リハビリで運動するから同じです。国民全員が団結して対応しなければ早期解決出来ない問題になってしまいました。正しい行動を冷静に。