治らないと嘆いている患者様に「健康について一緒に考えてみましょう」と伝えました。健康に関係しそうなものを言ってもらいました。運動、睡眠、食事(栄養)、遺伝、仕事、人間関係、ストレス、老化、ファッション、趣味(ゲーム、麻雀、パチンコ等)、タバコ、アルコール、住居、寝具、入浴等々の項目が列挙されました。食事はバランスが大事ですし、運動も無理は良くないですが無駄なトレーニング?も有ります。睡眠は合計時間や寝る時刻や昼寝も関係します。仕事内容(デスクワーク、肉体労働等)や人間関係やストレス量も。ファッションも薄着ばかりや合わない靴やハイヒール、入浴はシャワーだけとか寝具は布団の固さや枕の高さ、住居も急な階段や隣の居住者の騒音とか寒い家など人それぞれ。そう考えると治療は患者様御自身が殆んどの鍵を握っていることに気が付いてくれました。決して職務怠慢、職務放棄を主張するつもりはありません。しかし「治らない」と訴える前に向き合ってみる余地が有ることを分かってもらいました。治療は患者様の努力有っての共同作業。仲良く二人三脚で行きましょうと伝えました。