日頃から患者様に対して「呑み過ぎは身体に負担が大きいから控えて下さい」と偉そうに繰り返し申し上げて参りました。しかし昨日は承知の上で日頃よりアルコール量が多かったです。すいません。とはいっても若い頃の無茶呑みの量とは比較にならない僅かな量ですが言い訳は「草野球のキャッチャー」で往生際が悪いですから駄目ですね「ミットも無いby『幸せの黄色いハンカチ』の高倉健氏より」。さて最近「ポジティブになる治療」を要望する患者様が増えています。全快堂ではセロトニン量は測定出来ませんけどエビデンスの有る、また治療後に某数値が上がることから「セロトニン量も増えたと考えられる」治療法を、少しでも手助けになるだろうと考えて行っています。ネガティブになっているのは間違いなくコロナ禍の影響に他ならないと考えます。閉塞感と不安感に経済的困窮が加わったことが拍車を掛けていると考えられます。だから「ネガティブにばかりなってしまう」と少しでもポジティブ思考に成りたいと来られるのは理解しています。勿論現時点では良いでしょう。しかしヒトはバランスが大事です。全てのものに陰陽が有るようにヒトの思考にも陰陽のバランスが保たれて初めて精神的安定と安心感が生まれます。だからポジティブだけでは精神的には異常になります。昔は「そううつ病」と言っていた『双極性障害』は簡単に表現すると「極端と極端しかない人」を表していますがポジティブだけだと「躁」のみになり危険です。何故ならヒトの脳は直ぐに刺激に慣れてしまい「更なる強い刺激を欲する」ようになるからです。例えば日頃患者様に注意している「糖分摂取」ですが、甘いものを摂ると脳内に幸せホルモン量が増えて幸福感に満たされます。これは悪くありませんが前述通り、次の瞬間から更に糖分が欲しくなります。量を多く、甘味も強くないと満足出来なくなります。繰り返せば病気になることは分かりますよね。最近話題の『ゆりあんレトリバー』は過去に菓子パン(甘い)と惣菜パン(しょっぱい)を交互に食べることを止められ無かった結果110kgだったと告白しています。「ゆりあん」はある意味バランスを取ったのかもしれませんけど更なる刺激を求めることは危険です。山が有れば谷が有る、良いことばかりはありゃしない(byRCサクセション)だけど悪いことばかりも続かない。楽しいことばかり求めず呑み過ぎずに何事も「ほどほど」で過ごしましょう!