今回精神的な話題です。患者様を含めて多くの人々に会って自分のことが分かっていない人の多さに驚きます。勿論私も例外ではありません。そのギャップは何処から来ているのか?それは「自分が思って行動、発言をしている」のと「他人の受け止め」は必ずしも一致しない点に有ると思います。相手の精神状態の状況が時として変化する場合も含めて評価が違ってくるからです。まず他人から見た自分は「大丈夫?」と言ったとすると、相手の精神状態が良ければ「優しい」と感じることが想像出来ますけど落ち込みでいる時には「お節介な人、放っておいて!」「気楽な人!所詮他人ごとなのよね!」と自分の意図するものと違う受け止め方をされる可能性があるからです。また勘違いが生じることも考えられます。先日私がコードレスのイヤホンをしていて開院準備をしていて肩を叩かれる迄、私に話し掛けていた患者様に気が付きませんでした。しかしその患者様は遠くから「おはよう」と何度も叫んでいたのですが私が聞こえていないので肩を叩いたのですけど、もしも患者様の精神状態が不安定なら「私のこと無視しているわ」と受け止めるかもしれません。他にも今ならマスク越しの笑顔は伝わっていないかもしれません。すると「無愛想な人」となってしまうかもしれませんよね。そんな時は日頃の発言やコミュニケーション、行動や発言が大事になってきます。次に自身のことは、常に安定した精神状態なら良いですが喜怒哀楽が有りますし肉体的にも睡眠十分で疲労感も無い時も有れば疲労感満載、睡眠不足の時も有ります。そして精神と肉体の片方または両方の時も有れば「映画を観た」「可哀想な話を聞いた」時のように強い刺激が加わった時の場合も考え方に変化が有ります。そこで注意しなければならないのが情報です。情報が真実なのか、正確なのか。時間的な誤差は?意図的に誘導されていないのか?ということです。誰でも自分が正しいと思いたいです。良い人と思われたいです。そこに間違った情報や悪魔の囁きが加われば人は簡単に変わります。今世間を騒がせている持続化給付金詐欺。巧妙に話を持ち掛けてくる輩がいます。犯罪の片棒を担がないようにしましょう。また一概に悪いとは言えませんけど不安だらけの現在『新興宗教』が流行るタイミングです。自身が「救われた」と満足していれば他人が口を挟む筋合いではありません。とにかく「私は騙されない」「私だけは影響を受けない」と思っている『あなた』が、結局は「最も自身を知らない」と思った方が良いでしょう。自身の評価は世間が決めるものですが間違って欲しくないのは「世間の評価ばかり気にして自身を偽って生きること」です。また時代が変われば評価も変わることも有ります。私は常々「自分が分からない」と思って生きています。