「がん」で身体の一部を切除しなければ成らなかった人たちがいます。切除した箇所は「出来れば」見せたくない。しかし早期発見、早期治療すれば助かるし切除しなくても良いことを多くの人たちに知って欲しいと啓蒙活動をしている人たちがいます。ある人は壇上に立ち講演活動をして、またある人はカメラの前に立ちメディアを通じて多くの人に自身の姿を見せました。またある人はパラリンピック等のスポーツを通じてバリアフリーの必要性を同時に訴えました。当事者たちに話を聞くと「可哀想」という同情されるのが嫌だと応えられる方が多いです。同情されるとは「見世物になっている」と。言われて「はっ」と、しました。啓蒙活動をしている人たちは、もっと前向きに「検査検診をして下さい」との気持ちで私たちに訴えているのです。しかし現役医師の中でも「検査検診は無駄」と言い切る方々もいます。手術で切除して助かる「がん」は何もしなくても助かる「がん」だったと言う医師もいます。神のみぞ知る範疇ですから答えは永遠に出ないでしょう。しかし彼らの勇気だけは無駄にしたくないし決して無駄ではないことだけ伝えさせて下さい。