現在世界中で新型コロナウイルスが大流行しています。そして多くの人々が罹患し、また力尽きています。これは言い換えると『人類とウイルスとの戦い』です。戦いといえば昔から『孫子の兵法』です。そこで人類がウイルスに勝つヒントが兵法の中に書いて有りますので紹介します。誰もが知っている言葉ですが、うろ覚えの人が多いと思いますので全文を。「彼れを知りて己を知れば、百戦して殆(あや)うからず。彼れを知らずして己を知れば、一勝一負(いっしょういっぷ)す。彼れを知らず己を知らざれば、戦う毎(ごと)に必ず殆うし」です。出来ることと出来ないことがあることは事実ですが可能な範囲で努力してウイルスに打ち勝たなければいけません。ウイルスのことは解明されつつ有ります。でもそれは専門家に任せるしかありませんから孫子の最初の提案は無理です。ならば私たちが出来ることは二つ目です。自身の体質と生活習慣、日々の体調を診て外出するのか控えるのか?食事は和洋中か温冷どうするのか?睡眠は十分か?首と腹を温めたか?運動は少し出来るのか?マスクは正しく装着しているか?等々を鑑みて考えられる万全の態勢が整った上で初めて敵(ウイルス)と対峙して「やっと一勝一負」だと心得て行動するべきと孫子が居たら言うことでしょう。それなのにインタビューを受けている多くの若者が(たまたまかもしれませんけど)「ウイルスを知らず己の体調も知らず市中に躍り出る」のは無謀であり無防備でもあるのですから感染しても自業自得なのでは?しかしその感染者に対しても医療従事者たちは誠心誠意対応してくれるんですから頭が下がります。ウイルス立ち向かって戦いに勝つことよりもウイルスに立ち向かわない無駄な戦いをせず体力を温存するのが本当の勝者だと私は考えます。敵(ウイルス)の正体が完全に判明するまでは最小限の行動に留め十分注意しましょう。