まだ2月ですが今年の治療で楽だったことが有ります。それは飲酒による「急性の」体調不良の患者様が少なかったことです。例年ですと忘年会、新年会や正月、もう暫くすると卒業祝いや歓送迎会。そして花見と多くの患者様が消化器や肝臓への負担が増大して体調不良を訴える方が多いのですが、昨年から一変しました。但し飲酒による体調不良が無くなった訳ではありません。様変わりしたのです。毎日のように家飲みが行われ直ぐ寝れる安心感と料金が発生しない為にダラダラと長時間に渡って飲む悪習慣が身に付いてしまった患者様が増えました。テレワークだと通勤時間が無い為に寝れる時間も増えるし通勤の負担も無いから朝が楽ということも有り結局悪い結果に。外出先での飲酒は短時間に大量のアルコール摂取でのダメージでしたが、最近の傾向は長時間の飲酒に加え大量のアルコール摂取ですから非常に質が悪い。今までなら肝臓への負担も有りましたけど主に消化器の急性症状でした。しかし最近は消化器に加えて肝臓へのダメージが急速に増大しているイメージが有るのです。これは日々のアルコールを無毒化する処理作業に追われて脂肪を処理する作業が出来ずに脂肪肝が加速していることを意味しています。結果として肝臓の正常細胞が減少して更なるアルコール分解機能の低下を招き正常細胞が炎症して肝炎→(繊維化して)肝硬変→肝ガンまっしぐらの様相を呈しているのです。肝臓の疲弊は目の疲れと肩凝りが有るのですがパソコン業務が拍車を掛けます。更にストレスも肝臓に負担を。また在宅が長い=姿勢の悪さは肩凝りだけで無く消化器の圧迫も。飲酒量を減らし最低通勤時間分の運動をして50分座ったら10分立ち上がり(理想は25分で5分)睡眠時間をしっかりと確保して下さい。最後に水分補給を意識することと誰かと飲めば話をしますからゆっくり飲みますが一人だとピッチが上がる危険が有ります。飲み始める前に「量と時間」を決めて飲むようにしましょう。