治癒力とは究極の表現をすると「生命力」です。想像してみて下さい。若者と超高齢者が徹夜したとします。若者は一日くらいの徹夜なら栄養ドリンクを飲んで回復すると思われますけど超高齢者は生命の危機に繋がる可能性も有ります。少し極端な喩え話でしたが治癒力は通常では年々下降気味になることが考えられます。全快堂には最近5年10年15年、中には20年ぶりに治療に来る人々がいます。その久しぶりの方々の共通点が「身体に自信が有る」と考えでいることです。「今まで大丈夫だったから」「これぐらい大丈夫だと思ったから」とボロボロになって来院されるのです。そして異口同音「情けない」と。私から言わせてもらえば「その考え方が情けない」と言いたいです。健康に注意する、または努力もせずに過信から無理して故障したら情けない。そして次は私に文句を言い始めます。「何で直ぐに治らないの!」と。そんな時には「私の力不足は認めます。勿論おっしゃる通りでございます。少しだけ言わせて頂ければ全快堂の治療は注射も投薬も外科手術も致しません。『あなた様』の体力が元の『自然治癒力』に頼っているのでございます。あなた様の体力が十分なら早くも治るでしょうけど難しいことも考えられます」と叫びたい気持ちを飲み込んで一『所』懸命・誠心誠意・一生懸命額に汗して治療させて頂いている小心者です。丸く成ったなぁ(身体もだけど身体のことじゃねぇよ!)。誰かのせいにしたい・八つ当たりしたい気持ちは理解出来ます。しかし現実を見つめましょう。正確なスクワットが何回出来ますか?そして後日筋肉痛になりませんか?正確ではありませんけど、それが、その程度しかあなたには体力が無いと考えて下さい。「治すには運動を休んだ期間の最低3倍必要」と聞いたことが有ると思います。昔から「お百姓様は元気です」と言います。来る日も来る日も一年中休み無く動き続けるからです。継続は力です。コツコツが勝つんです。健康は『ウサギとカメ』ですよ。