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日本没落

2021.12.11 | Category: 院長ブログ

日本は小学生までは世界的みてもトップに位置すると思います。しかし其処から世界で並みか残念ながら並み以下に転落して行きます。何故でしょう?教育に問題があると長年多くの研究者や教育者たちが指摘しています。しかし結局は机上の空論で終わっています。早急に改善策の検討そして実行に移さなければ、日本という国の地位は現在より更に低下して行くことでしょう。実際にGDPの順位は過去の実績というか余力で何とか死守していますが陥落はもう目前。日本の栄光は風前の灯です。似たような展開は歴史的にみると大変失礼ですが『大英帝国』の没落が同じように感じます。そうならない為にも人間形成の基礎から立て直す必要があると思います。それは思考能力を形成する教育がポイントと考えます。日本人は「オープンエンドの問いに弱い」と言われて久しいのに未だに対応出来ていないのです。分かっている人も多いと思いますがオープンエンドの問いとは「答えが必ずしも一つではない問題」です。数字ならほぼ100%解答が決まっていますので日本人は得意です。日本のスーパーコンピュータが世界トップなのは頷けます。しかし社会に出たら答えなんて無数に有ります。物を売るにしても定価と値引きが有りますし、煽てて気分良くしたら人には定価で売ったり、根回しして大量に買わせたりと正解は無数に有りますし本当に正解かも分かりません。東大トップでも社会人として成功する保証はありません。『公文』が良いと言っているのではありませんけど公文の算数の答えは多数有ります。○+△=10だとしたら2+8でも3+7でも4+6でも正解です。でも極端な例ですが日本式の学校の算数は「1+9=?」を教え質問して解答させるのです。だから大学入試でも「人手不足」「時間がかる」等の問題と同時に記述式にすると解答が無数に出てきて採点する側も応用が利かない思考に凝り固まっているのでマークシートが受け継がれてれるという「負の連鎖」が日本社会を駄目にしていると考えます。学校の成績が良いに越したことはありませんけど「社会で通用する」「生きていける」大人を早急に増やさなければ『日本帝国の没落・落日』は目前に来ています。

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全快堂

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院長宮木 謙三