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腱鞘炎

2022.03.02 | Category: 院長ブログ

最近「腱鞘炎」の患者様が凄く増えました。理由は「リモートで仕事するようになったから」と私は考えています。しかしリモートで仕事したって仕事量は変わらないから「手首周辺の負担も変わらない筈」と考える人も多いことでしょう。その通り「仕事量は変わらない」のです。でも実際には腱鞘炎を訴える人が増えた、それは何故か?整形外科で働いていた時には医師からオーダーが来ます。「腱鞘炎だから手首周りに電気を流してマッサージして消炎鎮痛剤を塗ってテーピングで固定して下さい」と。間違ってはいませんよね、偉い『お医者様』からの指示ですから。でも腱鞘炎が増えている現在「そんな部分的な治療では腱鞘炎を『根本的』には治せない」のです。そもそも部分的な治療と根本的な治療とで比較すること自体に無理が有りました、すいません。また究極の言い方をすれば「根本的な改善なんて無い」とも言えますけど話が前に進まないので許して下さい。あくまでも「より良くするには」と考えて下さい。手首周りをパソコン業務で集中的に酷使した結果、多くの血液が必要となります(筋肉を動かす栄養と酸素)。それが過度になり炎症状態になって腫れます。すると内圧が上がり動脈ほど圧力の高くない静脈とリンパ管は潰され老廃物が取り残されます。ゴミ収集車が来ない都会にゴミが散乱し交通渋滞(腱の通りが悪い)が発生したのが「腱鞘炎」です。早期なら部分的な処置で対応出来ても繰り返しになると全体的に対応しなければ、それは実際の交通渋滞も腱鞘炎も同じです。だから在宅ワークと通勤の違いは「歩数」の違いに有ったのです。ウォーキングには程遠い不健康な歩行では有っても身体を動かし血流改善には一役買っていたことが想像できると思います。腱鞘炎になったと嘆いている患者様にウォーキングを勧めると最初は怪訝そうな顔をして「私は手首が痛いんです!」と言われますが数日後には笑顔で「手首が楽になりました」と言われます。手首が痛い人は是非とも試してみて下さい。

当院へのアクセス情報

全快堂

所在地〒470-1151 愛知県豊明市前後町鎗ケ名1879-2
電話番号0562-85-5973(電話予約は必ず必要になります)
休診日日曜日(隔週)お休み
院長宮木 謙三