『医学は万能なのか?』といえば「万能で有る筈が無い」と小学生さえ応えるでしょう。しかし「万能では無いけど素晴らしい、頼りになる、疑う余地は無い」と言えます。ここで少し整理しなくてはいけないのは「『検査』と『外科』が科学技術の発展と共に飛躍的に向上した」ということです。検査は云うまでも無くオーダーすれば正確なデータが報告されます。しかし的外れなオーダーであればデータが正確でも無意味になります。例えば膵臓がんなのに胃の検査をしていては無意味です。また読解力も経験の違いが診断に反映されます。この2つを解決したのがAIです。膨大な過去の症状や検査データを集約した結果、ベテラン医師でさえ見落としがちな初期の異変にAIは気づき的確に診断するようになってきました。結果として「この症状には○○検査を」となり「この検査結果なら○○検査を追加」となり病名が絞り込まれ医師の判断に助言する迄になってきました。またロボットによる遠隔手術も行われ始めているので診断だけで無く手術まで可能となり時間の短縮に繋がりますし無医村や離島医療も助かります。一方で課題も山積しています。今回のコロナで分かったように全くと言って良いほどウイルスに対して医学は無力です。他にもアレルギーや鬱病、発達障害、不妊治療も難しい問題です。何を伝えたいのかといえば「医学に対して取捨選択を的確にする賢い患者になって下さい」ということです。がんや動脈瘤が出来たら至急病院で対処してもらう、当然その為にはデータの蓄積が必須ですから健康診断や人間ドックも適度に必要。しかし現在の医学では改善が望めない病名に対して対症療法で悪戯に薬を服用し続けて副作用により病名を増やす愚かな行動だけは避けなければいけません。医療費向上は自分たちの健康を害するだけで無く、将来の子供たちの未来を奪うことになるのです。「それならどうすればいいの?」の回答は毎度お馴染みの『自身で自然治癒力を高める努力をする』ことに尽きます。食事(栄養)と睡眠と運動です。『運動』は活性酸素が発生しますから「理想は」寿命から逆算して最小限度の筋力維持で結構です。極端な話「死ぬまで動くのに疲れない筋力」さえ着けていれば良いのです。エベレスト登山する人と最期の時までダラダラ過ごす人は鍛え方が違って当然。「それ以上不要だけど、それ以下では困る」のです。『睡眠』は不眠症の人には激怒されますけど寝れなきゃ寝なくていい。70年以上寝なくても寿命を全うした人がいるから。それより毎日疲れるまで外で野良仕事をして食事に気を配って欲しい。それで寝れなかったら全快堂に来て下さい。不眠症の人は体内時計が狂っているのと食事に問題がある人が多いです。そこで最後に『食事(栄養)』です。腸を良くする物を食べると同時に腸を悪くする物を食べなければ良いだけのこと。但し腸に悪い食べ物は美味しいから商売になる。その為に不健康になろうが自業自得で自己責任。更に企業は儲けを加速します。健康を謳い文句に「太っていることは悪いこと。高血圧・高脂質異常症・高血糖という生活習慣病になる」と今度はダイエット食品や低カロリー、ゼロカロリーと健康食品を販売します。しかしこれがまた悪い。腸のみならず脳まで破壊することに。これがアレルギー、発達障害、鬱病と感染症に対する免疫力の低下に繋がるのです。そこで今度は製薬会社が対症治療薬で儲かるのです。食品会社は更に儲けの拡大を考えて農薬散布と遺伝子組み換えと食品添加物で取れ高アップと生産量のアップして費用は出来るだけ抑える手段に。これでは弱い子孫しか生まれないから自然の摂理から不妊に繋がります。企業は儲かる為に「売る(プラス)」、医療は儲かる為に「服用(プラス)」という考え方。だから賢い消費者(患者)は悪い食べ物を食べない(マイナス)か良い食品に移行する。そして本日最も伝えたいことはメディアが伝えていることが正しいとは限らないということです。勿論私の言っていることが正しいとは言いません。但し私は少しでも儲けたい→長く儲けたい→嘘は一時儲かるけど長く続かない→信用が大事→通院している人の健康が答えだから良くしなければいけない→患者様健康で私は儲かる→Win-Winという図式で24年間きました。医学博士だから正しいならコロナは終息してます。世界中の医学博士や製薬会社や科学者が何年間も格闘しても完璧では無いのです。でも当然医学に助けて貰わなければいけない。いけないけど自分でも努力しなければいけない筈。その努力の方向を間違えないように。最近少し長いし真面目過ぎるから次回は私のキャラ通りのクダラナイ話題になると思います。