舌の力が全身に影響を与える話は以前投稿しました。舌の力が弱い人は全身の力も弱い傾向にあるというものでした。また舌の力が弱れば誤嚥が増えることにより当然『誤嚥性肺炎』になる確率が上がります。マスク生活は口の動きだけでマスクのポジションを直す結果発生し易い「顎関節症」だけで無く、口呼吸が増え知らず知らずのうちに舌がダラーンと出て舌の筋力低下に発展します。これは舌を元の位置に戻す筋力低下となる為に上向きで寝ると筋力では無くて舌の重さによる重力で舌が喉に収まってしまう為に正確に表現すれば「正しい位置に自家筋力で舌がセットされるのでは無くて舌の重みで喉の奥に落ちた状態」になってしまうのです。すると酔って上向きで寝るとイビキや無呼吸になるのと同じ状況が発生することに。最近起きると喉の痛みを感じる人や痰が絡んでいる人は舌の力が低下気味や夜間口呼吸しているかもしれません。舌の力で上顎を押し上げる『舌トレーニング(舌トレ)』を人知れず日夜努力して下さい。これは二重アゴの予防にもなります。また上述の通り舌の筋力低下は「噎せる(むせる)」ことに直結しますが、喉の筋力は脳の「やや外側の末端」付近に有る細胞が支配するので栄養血管は穿通枝(せんつうし)という毛細血管になる為に老化すれば当然詰まり易くなります。①老化で詰まり②舌筋力低下で詰まり③水分保持の役目の筋力低下で水分不足で詰まり④高齢者は夜間の寝返り減少という誤嚥性肺炎へのトラップの数々。これに引っ掛からない為には若いうちからの予防有るのみ。