身体の変形が最も目立つのはズバリ「膝」です。当然人によって違いますがサプリメントの宣伝の多さから推測しても膝の変形が第一位に間違い無さそうです。では何故膝が変形するのでしょうか?身体の全ての関節に該当することですが「楽な動作の積み重ね」がもたらす結果が変形です。楽な姿勢で長時間座っていると殆んどの人々は背中が丸くなっています。丸くなった背中では下を見ることになってしまいますから前を見ようとすると顎が前に出ます。バランスを取る為に膝も前に出ます。だから脚を伸ばして床に座ると膝裏が床に着かない人が多いです。それは身体が硬いことも一因ですが、膝が曲がってしまった変形の証です。少し高めの急な階段を下りてみて下さい。あなたの膝の皿が外に逃げるような『O脚』です。これには少しトリックが有りますけど楽に行動しょうとする日頃の積み重ねが身体の変形を助長するのです。だからこのブログでは繰り返しになりますけど、日々当たり前のことを当たり前に行えば、美しい動作で変形の無い=痛みの無い身体で老後を迎えることが出来ます。若い人は知らないでしょうけど「姿勢が悪い!」と、背中に「鯨尺」を入れられた方も居るかもしれません。食事中に「肘が着いてる!」と叩かれた方も居るかもしれません。今となっては素直に「私の為だったんだなぁ」と考えられますけど当時は反抗的な態度をとったことが思い出されます。全快堂で患者様を指導していると反抗的?な態度をとる人がいます。反抗的は言い過ぎですが『自己弁護』に終始している方がいます。「あれくらい」「勿体無いから」等々のオンパレードです。私の身体は一切傷みませんから結構でございます。あなた様の人生ですから決めるのは御自身ですので。ただ私は『今からでも修正出来ますよ』と助言しているだけです、お金を貰っている以上は。私も仕事で無ければ「可哀想だなぁ」と思うだけで、お節介の忠告はしません。最後に美しい所作が出来る人は関節の痛みは少ないです。美しい所作とは関節が本来動く方向に動かしている動作で当たり前の動きです。チンピラ(死語?)が電車の座席で膝を広げて不自然に座っているのを見ると「年老いた時に苦しむぞ」と思わずほくそ笑んでしまいます。今苦しまなくても将来苦しむ筈です。神様は見ていますよ。