先日『中日新聞』に「一部のタンパク質が脳細胞を変性させ認知症・パーキンソン病・ASL (重量筋無力病)等々の原因になりうる」との記事が掲載されていました(院内掲示)。このブログを続けて読んでいる方なら分かると思いますけど、不幸にもタンパク質を長期間沢山食べて力が入らなくなって全快堂に来た患者様のことを投稿したことが有ります。大病院を含め色々な病院で同じような検査を繰り返し血液も沢山取られて結局原因不明で時間だけが過ぎてしまって全快堂に辿り着いた患者様です。このブログを「もっと✕2」遡ると『患者様が教科書』という内容が投稿されていますがタンパク質の件も同じで殆どの患者様は「糖分・冷たい(37℃以下)・油(脂)」の摂取過多を指摘していますが、この方はタンパク質だった訳です。しかし現代医学でも一般的にも「タンパク質の摂り過ぎが病を招く」とは結論付けてはいません。たまたま一部の人々の間で経験上「グルテンの摂り過ぎは体調不良を招く」と囁かれてグルテンフリー商品が多くなってきた訳ですが医学は不確か不確実なものを認めません。ということは全ての範囲や種類をモーラする検査なんてありませんから医師が「たまたま」異常を感じない限り特別に検査しない為に特異なタイプの病状・患者は置いてきぼりとなってしまいます。しかし東洋医学は未知の病気にも対応出来ます。何故なら身体の変化に注目するからです。身体の構造は何万年も何十万年も変化していないので未知のウイルスが来ても奇病が流行っても「身体のパーツがどのように変化しているのか」を診ます。しかし現代(西洋)医学は外敵に対処しようとします。結果として新しく出現した個々に対して「いちいち」新薬や治療方法を考えなくてはいけません。これでは際限がありません。だから薬の量もどんどん増えます。例えるなら身体が城だとすると攻めて来た敵に対応するのが東洋医学で壊れた城を修復するのに対して城から出て戦っているのが西洋医学です。四方八方何処から敵が攻めて来るか分からない為に全方位監視・を防衛すると共に何処までも追い続けるとなれば際限がありません。正にワクチンがその典型です。ウイルスは際限無く変幻自在進化し続けますから戦いに終わりはありません。日本はその戦いを挑んでいます。誠に愚かです。患者様の身体を注意深く診ていると日々新しい発見があり勉強になります。まだまだ勉強。今日も東京で綺麗な雪化粧の富士山が見えました。頑張って知識を得て全快堂の患者様に還元します。