食品は出来る限り自然な状態で食べることが良いと伝えてきました。自然な状態とは極力手を加えないことになりますから究極の理想はそのまま=『生』になります。生だから植物なら採ったら、動物や魚なら「絞めたら」即、出来る限り早く食べることが理想となります。そうすると腐らないから熱を加え無くても良いことになりますし当然防腐剤も調味料や香辛料以外の添加物も不要となります。それは地産地消を意味しますから輸送費が不要で安値になります。またSDGSになりますので特に今は最高な筈です。「では食材には何度(℃)迄の熱を加えて良いのか?」という問題が出現します。「酒は人肌」というように37~38℃が身体には最適ですからキンキンに冷えたビールは良くありません(って酒の話かよっ!)。違います、全ての食材に当てはまる話です。但し寿司が生温いのは美味しくありませんから味噌汁やお吸い物、熱い茶(あがり)や消化・消毒・食あたりしないように酢・ガリ・ワサビ等を一緒に摂ることをお勧めします。そして生<37~38℃>茹でる>焼く>レンジ>揚げるという図式が完成します(生が良い場合もある)。生が良い場合とは肉食獣が捕獲した獲物を直ぐに食べると体温が有るので冷たく無いのです。最悪は揚げた物を二度揚げしたりレンジで温めることです。酸化✕酸化で過酸化脂質が過過酸化脂質(こんな言葉は無い)となり中性脂肪は上がるし脂肪は着くしアレルギーになるしのオンパレードです。勿論一度や二度食べただけで身体に変化が出ません。しかし直ぐに出ないということは治る時にも長期間必要だということをお忘れなく。何が言いたいかと言えば「近くで採れた物を」「極力早く(低温で)調理して」「極力早く食べる」ことをお勧めしたいのです。無理なら「なるべく」何度も熱を加えないで欲しいです。凄く分かり易い考え方が有ります。「良い物は熱に弱い」だから良い物に熱を加えると「悪い物に変化する」です。油だとオメガ3の亜麻仁油、荏胡麻油は生に限ります。炒め物や揚げ物にはオメガ9のオリーブ油を使うと良いでしょう。もうこの時点で亜麻仁油と荏胡麻油は良くてオリーブ油は良くないと分かると思います。しかし世間ではオリーブ油を推奨していますから、ご存知の一部の方以外は今後分かっていくことでしょう。但しオリーブ油も良い点が有ります。安定しているので熱を加えても更に悪い物には変化し難いので「揚げ物、炒め物」にはお勧めします(また敵を作ったかなぁ)。自然が一番、それが無理なら昔が一番です。便利や文明は危険ですが美味しい料理が全て駄目と言ってませんから誤解しないようにして下さい。量や回数の問題ですし更に掘り下げれば強い身体、大きな器を作りましょうということです。その為に『腸』と治療です。