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いつもとは

2022.12.23 | Category: 院長ブログ

寒い日が続きます。特に朝は寒く起床時に背中や腰を痛める人が激増します。大半の人が俗名「ぎっくり腰」と考えて来院されます。しかし25年もやってると一刻を争う患者様と遭遇することが有ります。それは破裂寸前の大動脈瘤を持った患者様でした。持病の高血圧は有ったのですが激しい腰痛は経験したことが無く来院されました。しかし診察させてもらって焦りました。そして付き添いの家族に「直ぐに病院に行った方がいい、一刻を争うと思うから」と伝えて病院に行ってもらいました。翌日電話が有り「大動脈瘤破裂寸前で緊急手術をしました、あと数時間で破裂してただろうと言われました」との報告でした。それを聞いて再び背中に寒気が走りました。もし触った途端に破裂したらと考えたら正しい判断でしたけど本当にヤバかったです。動脈瘤を持っている患者様も数人来ています。ご本人が知らない人も居ますけど私は医師では有りませんので診断出来ませんから分かっても伝えませんし伝えれません。とりあえず受診するように誘導しますが強制は出来ませんし確実では有りませんから心配させる結果にならないように慎重に言葉を選びます。さて起床時に急に背中が痛い、お腹が痛い場合に軽く判断しないで下さい。また高血圧気味の方で背中の中心を上から下へと動く激痛は特に要注意です。大動脈解離の可能性が有ります。とにかく痛みでも痺れでも身体からのサイン(前兆)です。皆様は本当に大事な受け取るべきサインに限って相当酷くならないと訴えません。特に徐々に酷くなるサインは「いつものことだから」と自己判断して様子見しがち。確かに受け取った痛みの殆どは生活習慣の乱れが原因「糖分過多」です。それはそれで大事なサインですから私が報告すると嫌な顔をします。また「もっとスッキリ排便して下さい」「まだまだ出ますよ」と伝えると「今日は出ました」「以前に比べて良い」と言い返す人が居ますけど皆様の身体の訴えを通訳している=大事に至らないように未然に伝えているだけで私が怒っているのではありません。生活習慣の乱れが将来不調(特に痛み)として出現するかもしれないから知らせているだけなので「好きな物を好きなだけ食べる」「何もせずゴロゴロしたい」という生活を満喫する人生を送って頂くことを止めはしません、あなたの人生だから。但しピンピンコロリ(PPK)で人生を終える可能性は低くなります。どんな良い人でも3ヶ月が境目と言われます。境目とは「泣く」か「ほっと」するのかです。どちらも当然別れは泣きます。しかし3ヶ月以上寝込む、それも病院だと転院先を探さなくてはいけませんし「いつまで看病するの?仕事も有るのに」という生活に支障が。どんなに愛情有る身内でさえも世代を越えた看病は3ヶ月が基準らしい。「そんな薄情ではない!」という方々も多いでしょうけど勤めていたり転院を繰り返せば疲弊することでしょう。『3ヶ月の壁』の話になってしまいましたが、まだ続けたいけど強制終了「いつもと違う痛み」の場合は慎重に、特に寒い朝は。

当院へのアクセス情報

全快堂

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休診日日曜日(隔週)お休み
院長宮木 謙三