小学生の頃から巻き爪が痛くて外科通いしていた患者様が来ました(現在6?歳)。その外科の医師は「巻く前に切らなくては駄目だから」と結局深爪することを指導という現在では反対のことを今迄していたらしく結局その方は50年近く歩行時に辛い思いをしていました。その方がとうとう蜂窩織炎になってしまい通常なら入院レベルでしたが年末年始ということもあり救急外来に毎日点滴を受けに通っていたと受診されました。蜂窩織炎はバイ菌が傷口から入り炎症を起こす病気です(「ほうかしきえん」でググって下さい)。よく裸足が多い関係上「力士」に多く発症し休場します。今回の場合は巻き爪が食い込んで感染したようですが、少しの傷口や酷い水虫なら感染することも考えられます。発熱と腫れと痛み歩行困難が有り、特に酷いと敗血症に移行し命の危険というケースも有りますから甘くみない方が良いでしょう。