現在ではSNSで誹謗中傷が溢れて時には人命が失われる事態に発展してしまう悲劇までが発生しています。わざとフェイクニュースを作成して拡散する輩も居ますから最悪です。しかし100年前の関東大震災時には「朝鮮人が井戸に毒を入れる•入れた」という全く根拠の無い流言飛語(りゅうげんひご)が広まり多くの無実の人が殺されてしまいました。人は不安になると正常な判断を失います。また知らない人のことを怖がります。平穏な時に紹介されれば好意的な関係を保てるとしても、パニック時に突然接触すると互いに攻撃的になってしまう可能性が非常に高いです。ですから日頃から理解しようという働き掛けが必要です。それが上手く行った例が豊田の保見団地ですが、とはいえ全く問題が無いわけではありません。しかし埼玉のクルド人問題は困ったものです。彼らには被害者意識が染み付いていますから『力の行使』で自分たちを守ろうと考えてしまいます。それが自分たちの立場を更に悪くしてしまうにもかかわらず、それが分からないのです。周囲の日本人はクルド人のことを理解する前にクルド人のことが嫌いになってしまいます。すると排他的な意見が高まり移民に厳しい人々の意見が尚一層高まり国民の総意とされて移民の入国反対意見が罷り通ってしまいます。しかし少子高齢化の日本には移民を増やすことが必要と私は考えます。また先進国として受入数が割り当てられる人数も今後は増加の一途でしょう。といって暴動は困りますから、しっかりとした受け入れ体制を整えてから移民の入国を推進するべきでしょう。その為に入管法を見直し早急に入管の膿を出して正しい交流を構築していかなければいけません。