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隠れ効用

2023.09.22 | Category: 院長ブログ

「感染症にマスクなんか役に立たない」ことは知ってるけど「息苦しい」と感じる人には酸素の薄い『高地トレーニング』のように心肺機能強化に良いことは今さら言うまでも無いです。また「息苦しい」と感じるもう一つの理由に「口呼吸」が隠れていますから、マスクをして本来の姿で有る「鼻呼吸」で心肺機能強化に取り組むことは多少の感染症対策も得られて一石二鳥です(化粧も手抜き出来る?)。しかしマスクをして良いことばかりではありません。マスク着用での頭痛、ドライアイ、口呼吸の増加に加えてマスク着用で「顔を隠す」ことに馴れてしまい「マスクを外せない」「顔を見られるのが恥ずかしい」「笑顔が自然に作れない」という精神的な弊害という問題が出てきたのです。またコロナ感染症以前からマスク着用でジョギングしていた者だからこそ感じることだろうと思いますが沢山の酸素が楽に吸えるのは良いのですが、乾いた風が多く喉の奥に当たると痛く感じました。「乾いた」と表現しましたけど雨の日でも感じるのですから正確には「勢いよく一気に入って来る『風が』痛い」のかもしれませんが、そこにマスクの効用が隠れていることに気が付きました。マスクは高地トレーニング効果が有るほど優しい空気の流入が有るし、喉に優しい高度の湿気を得ることが出来る加湿器の中で走っているようなものだと思ったのです。昔からマスクは有りますけど本当にマスクは素晴らしい物です。秋冬は乾燥の季節で粘液で被われているから『粘膜』なのに粘液が蒸発したら粘膜で無くなりウイルス侵入を防ぐ防御機能を失ってしまいます。だから「マスクなんかでウイルスを防ぐことは出来ない」ですが粘膜維持でウイルス侵入を防ぐことは期待出来ますから微力でもマスクを信じて下さい。いつも言う通り「健康は一つでは完成しないパズル」です。小さなことの積み重ねで健康を手に入れましょう。ワッハッハ~っ!

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院長宮木 謙三